美しい景色の中に溶けていく切ない想い

長めの詩を読ませて頂いたような気がします。
波の音、潮の香り、海鳥が落とす影、そして、島娘の切ない想い。

具体的には語られない『彼』の背景について、与えられるヒントが多過ぎず少な過ぎず、いろいろと想像を膨らませられるところも良かったです。

短編ならではの情景描写の美しさ。
寝る前のひと時に読んでみてはいかがでしょう。