思い出(文頭五十音順+春夏秋冬)

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思い出

あの日の事は

今でもまぶたに

浮かぶ。

永遠に忘れたくない素敵な

思い出。


カラフルな

気球が

雲ひとつない空に

景色いっぱいに広がっていた

光景。


桜の

白い花びらが

すーっと

制服の

袖に舞い降りた春の日。


ただキミに

近付きたくて

月を見に行こうと

展望台へ誘って

遠出したあの日。


七色に輝く

虹を、雨で

濡れてる事も気にせず、芝生に

寝転んで

のんびりと眺めた初夏の日。


花火を買い込んで

秘密の

二人だけの場所へ。

閉校した学校の屋上で

頬にキスをした夏の日。


満天の星空を

見上げると

無数の星が、キミの

目にも輝いていて

もっと見ていたいと思ったあの夜。


夜行バスに

揺られながら

ようやくキミに会えた瞬間は今でも覚えているよ。


雷鳴とどろく中、

流星群を求めて

ルート検索しながら

零度(れいど)を下回る中

路肩に車を停めて星空を眺めた寒い日の事。


忘れられない素敵な

思い出をこれからも

んーと作っていきたい。

──────────────

音声化する場合は↓こちらを参照していただくと違和感なく読めるかと思います。(上と同じ文章です)


「思い出」

あの日の事は今でもまぶたに浮かぶ。永遠に忘れたくない素敵な思い出。


カラフルな気球が雲ひとつない空に景色いっぱいに広がっていた光景。


桜の白い花びらがすーっと制服の袖に舞い降りた春の日。


ただキミに近付きたくて月を見に行こうと展望台へ誘って遠出したあの日。


七色に輝く虹を、雨で濡れてる事も気にせず、芝生に寝転んでのんびりと眺めた初夏の日。


花火を買い込んで秘密の二人だけの場所へ。閉校した学校の屋上で頬にキスをした夏の日。


満天の星空を見上げると無数の星が、キミの目にも輝いていてもっと見ていたいと思ったあの夜。


夜行バスに揺られながらようやくキミに会えた瞬間は、今でも覚えているよ。


雷鳴とどろく中、流星群を求めてルート検索しながら零度(れいど)を下回る中、路肩に車を停めて、星空を眺めた寒い日の事。


忘れられない素敵な思い出をこれからもんーと作っていきたい。

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