人の手を借りずに動く、鐘楼の時計。古より伝わるこの時計台は、シレア国の時を刻む唯一無二の存在でした。止まることのない、由緒正しい時計の描写は圧巻です。ロマンがあります。そんな時計台が止まるという事件…続きを読む
国に唯一ある時計台。その時の刻みが止まってしまった――。時も止まったわけではない。陽は沈んでは昇る。けれども、大きな秩序の乱れに繋がりかねない事件。王女は秩序を保とうと奔走するが、彼女の目の前…続きを読む
五感に迫る美しい描写で人々の暮らしを鮮やかに描き出す、優しく温かなファンタジー。食事に服飾、経済に流通、歌に踊り……。シレアという国の文化を体感することができます。 そんな人々の暮らしを守るため…続きを読む
戦闘もなければ、派手な演出も無い。けれど、それが物語を綴る上で、不要だと分かります。ゆっくりと読んで欲しい。少女に与えられた旅路とその結末を。
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