学校への転入
「父上!、学校なんて行きたくありません!」
「うーん」
「父上!」
アルガードは、学校というものが嫌いなので、「行きたくない」と父のレグスを説得しようとしていた。
しかし、父のレグスはアルガードの将来を見込んで学校に行かせようか迷っていた。
「まあ、アルガード君、君はこの国で最強の魔導騎士に勝ったんだよ」
「最強?」
「そうだよ、レグス先輩は魔導騎士団長なんだよ」
「うそーん」
アルガードは、父のレグスがそんなに偉大ですごい人だと思っていなかった。
それをラグムが言うと、アルガードは「うそーん」と言って、地面に手をついた。
「試験はどうすんだ?、ラグム」
「試験は今のを見てやると思いますか?」
「そうだな、アルガードに常識を教えるいい機会だよな」
「父上、まさか!」
「よし、アルガードを魔導騎士の学校に入れよう!」
「うそーーーん!!」
父のレグスは、ラグムに試験があるのか聞くと、ラグムが「試験はやらない」と言うと、父のレグスはアルガードを魔導騎士の学校に入れる決意をした。
それと、同時にアルガードに常識を教えてもらえるいい機会だと思い父のレグスはアルガードを学校の転入を決意したのだった。
しかし、アルガードは学校に行かされると聞いて、「うそーーん」と言って落ち込んでしまった。
「では、明日馬車を用意しますので、アルガード君」
「なん、です、か」
「ちゃんと来てくださいね」
「は、はい・・・」
アルガードは、落ち込んでいるとラグムが「ちゃんと来てください」と圧力をかけるとアルガードは「は、はい」と言って、拒否権が無いことを知って拒否することを諦めた。
そして、父のレグスはなにか嬉しそうにしていた。
「よし、ではこちらにレグス先輩!、サインをお願いします」
「おう!、わかった」
そして、父のレグスはラグムに渡されたアルガードの転入の許可の用紙を渡されてサインをしてアルガードの学校への転入が決まった。
それを見たカインとレイネが、「いっしょに、いくー!」と言うと、父のレグスが「もう少し大きくなったらな」と言った。
「はぁー、終わった」
「兄ちゃん、がんばれ」
「あぁ、そうだなカイン」
「兄に、がんばれ」
「わかったよ、レイネ」
落ち込んでいるアルガードを弟のカインと妹のレイネが、「がんばれ」と励ました。
そして、アルガードは弟と妹にここまで言われたので、頑張って行く決意をした。
「頑張るよ、俺は兄貴だからな」
そして、アルガードは明日からの学校生活をなんとか何事もないように卒業しようと思った。
転生の魔剣士 鮫紙 大使 @haya1215
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