何かに魅了されることを「心奪われる」と表現することはよくある。これはつまりそこから生まれた物語のなのだろうと読み進めて、読み終えて。一巡して「心臓を盗んだのは誰だったのか?」が本筋だったのだ…続きを読む
心臓が奪われる、という奇病。 それにより、「僕」の心は奪われてしまった。 ただ、それだけの話。 ただ、それだけの話のはずなのに……どうして、ここまで狂おしいのだろう。 是非、この作品を読…続きを読む
心臓を盗む、盗まれる世界感って新鮮ですね。言葉の節々に情緒があって、彼自身のこと、心臓を奪ったもののこと……考えてしまい、何度も読んでしまう作品です。ここに何を書いてもネタバレになってしまうので…続きを読む
滑らかな文章が紡ぐ物語は、5000字弱という短編ながらも中身の濃い胸に響くものでした。過剰な比喩表現に依存することなく、心情を描く構成は見事で見習いたいと思う箇所が随所に見られます。素敵な作…続きを読む
もっと見る