この作品では
『懐古症候群と呼ばれる病』
『タイムリープ』
『救いたい相手の違い』
といった内容のシナリオが含まれています。
ファンタジー作品としての戦闘には魔術が用いられ、対立勢力は『魔術師』と『発病者』の戦闘が描かれます。
主人公が己をささげても助けたいと願うのは発病者たち、しかし、自己犠牲でも守りたいと願う想い人を守りたいと思っている人物は犠牲を問わない決断ができる人物で、『想いのすれ違う二人の恋』に焦点が当たった恋愛要素も含んで物語は進んでいきます。
『同じ時間を巡り、全く違う運命をなぞる時間遡行で描かれる物語』
場の雰囲気によって焦点のあ手どころが変わる描写はとても臨場感にあふれ、シリアスさを含んだ世界観はとても魅力的に表現されていました。
素敵な作品なので是非是非ご一読ください♪
一章までの感想になります。
(まだ連載中で、二章三章と続いてるところですが、先にレビューを書かせて頂きます)
一言で言えば、本当にすごいです。
と、さすがに一言ではレビューにはならないので……(笑)
まず、湊波さんの、読者を引き込む文章力。
まるで映像作品をノベライズしたかのようで、ラナとアランが目の前に居るみたいです。
それから、魔術。
アランから繰り出される魔術は、宝石を使ったもので、詠唱もとてもかっこいいです。
宝石が輝いて、炎や雷の生まれるシーン。
実際にこの目で見たいくらいワクワクします。
あとはなんと言ってもキャラクター。
娼館出身のヒロイン、ラナは親友を守るために身を挺するかっこいいヒロインですし、アランはちょっと意地悪ですが、ラナを大切に想っている紳士です。
どのキャラクターもすごく立っていて、今後どうなっていくのか気になります。
ラナとアランのラブラブなシーンは来るのでしょうか……そわそわ。
完結まで追いかけて行きたいと思います。
素敵な作品ありがとうございます!
舞台となるのは科学の発展した灰色の街。仄暗く、薄汚れて、埃っぽい。生ぬるい風に下水の臭いが混ざり込む。正体不明にして治癒不可能な精神病・懐古症候群《トロイメライ》が、都市に不吉な影を落とす……。
この灰色の世界で、宝石を用いた魔術が一際鮮やかな輝きを放つ。
強大な魔術師の放つ彩色は闇を切り裂き世界を救うのか? ――否、そのキセキは、ただ一人の少女を包むためだけにある。
仄かに苦く、それでいて脳が溶けるほど甘い、繊細な情愛。散りばめられたエロチシズム。個性が強く愛おしい登場人物たち。胸の躍る迫力のバトル。張り巡らされた伏線と魅力的な謎。精緻でありながら大胆な展開。作品のトップページにすらあふれ出るセンス!
何をとってもお勧めです。これを読まないのはもったいない。
ぜひご一読を!
機械仕掛けの文明が、針の音を鳴らす都市、サブリエ。
大きな歯車のような世界。陰謀という小さな歯車が、音を鳴らす中。
娼館で働く一人の少女、ラトラナジュ。
そこに通う一人の男、アラン・スミシー。
二つの歯車がかみ合った瞬間、運命の歯車が大きく動いていく。
サブリエという名の大きな時計のような舞台の上で、闇をまとった少女と男性が舞い踊る。
二人の一つ一つの仕草や言葉から匂い立つのは、ほろ苦い大人の恋愛。
そっと頬を撫でる指先、彼の服の香りから、どうしようもなく狂おしい気持ちにさせられるのに、甘えたくなってしまうのは何故だろう。
そんなさりげない心の機微が、文章の中で見え隠れする。
そんな二人のやり取りの水面下で、ミステリアスな運命が共鳴を始める。
組織、陰謀、技術――全てが重なり合う中で。
気持、信頼、吐息――二人の想いが交錯する。
文章が織りなす数多の『歯車』の運命劇を見届けろ。
機械仕掛けの大時計がランドマークの科学都市サブリエ。電子端末が発達したこの街には懐古症候群(トロイメライ)と呼ばれる奇病が潜んでいる。患えば「魔術師」がその人間を殺しに来るという。娼館で働くラナは同じ娼婦のシェリルが懐古症候群を発症したと気づく。そんな折に現れたのがミステリアスな客・アランであった。
EP2を読み終わった直後の感動から抜け出せそうにありません。物語の構成、読みやすく頭に入ってくる美しい文章も魅力的ではありますが、叩きつけるかのような盛り上がりに衝撃を受けました。散りばめられた伏線が集束していく、「もしかして?」と思っていたものが繋がっていく。そういったゾクゾクとした展開力に脱帽です。引き込まれて好きしか言えなくなります。
懐古症病《トロイメライ》、輝石の魔術師、装飾腕輪《レースブレスレット》などなど、これでもかと素敵な言葉で彩られた世界観の中で紡がれる物語です。
ヒロインのラナちゃんは危ういほど人が好くて、情が深くて、彼女を守ろうとする輝石の魔術師・アランさんはしびれるほど格好いい!
そんな二人を中心に、さまざまな人物が絡み合い、事件が起こってゆきます。
物語は、どこへ辿り着くのか、謎が深まるばかりでまだまだ見通せない状況です。
幾重にも張られたカーテンの向こうから、そっと手招きされているように。
輝石の軌跡を……一緒に追いかけてみませんか?
緻密に張り巡らされた伏線と、通底する秘密。そして甘やかで妖しさ漂う愛。
これらが実に読みやすく流麗な筆力を持つ作者さまによって描かれるのですから
――面白くないわけがないのですっ!!
美意識をひしひしと感じるカッコイイ詠唱で生まれる魔法と、術に駆使される輝石。
懐古症候群と呼ばれる謎の病を追うのは、美しく優しい信念を持つヒロイン・ラナと、謎めいたイケメン魔術師・アラン。
私など、この設定だけでグイグイ引き寄せられちゃいます。
アランはラナをとても大切にしていて率直に愛を囁いてもくれるのに、どこか昏い秘密の影がちらついていて……そんなところがまた、ミステリアスでドキドキのイケメンなのです(←好みがダダ漏れました)
しかし個人的に一番のお気に入りは、「いつもお疲れさまです」と思わず言いたくなる、何かとご苦労されてる様子のロウガさんだったりします♡
物語はまだ続いています。けれどストーリーは途中でひとつの山場を迎えます。
そこで明かされる驚くきべき秘密と、さらに深まる謎には、「そうキタか……!」と、もう楽しくてワクワクしてたまりません。本当に、書店で売っていておかしくないレベルだと思うのです。
ぜひこの面白さを実感してください! 心からオススメします。
科学と魔術が共存する世界。大陸一の科学都市サブリエで娼婦として働く少女ラナ。彼女の前に『客』としてあらわれた魔術師のアラン。街には懐古症候群――トロイメライという奇病が蔓延していた。
科学と魔術。
懐古症候群。
終末を刻む大時計。
そして、タイトルでもある『プレアデス』の謎。
硬さと儚さ、鋭さと甘さ、激しさとやさしさ。あらゆる要素が絶妙に絡みあって独特の雰囲気を生んでいます。ほかの方も書かれていますが、退廃的な灰色の世界に鮮やかな色を一滴落としたような世界観がとにかく魅力的で印象的。特に少年漫画好きにはたまらないかもしれません。ぜひともアニメ化してほしい! そして、言葉選びのセンスもまたすごいです。セリフや地の文はもちろんのこと、詠唱がね! ほんとうにもう、ひたすらカッコイイ……!
恋と友情とバトルと、魔術と科学とミステリー。少女ラナと魔術師アランの絆を軸に描かれる物語は現在も絶賛連載中です。はたしてどこに着地するのか。今後の展開がとても楽しみです。
懐古症候群(トロイメライ)と呼ばれる奇病が流行るサブリエの町。
娼婦として働くラナにはアランという客がいて……。
連載中「EP3 3. もう少しの間、傍にいてほしいってだけだよ」読了時点のレビューとなります。
科学と魔術が共存するこの世界の設定が大変魅力的です。
娼館に在りながら自身と光を失わない少女ラトラナジュ。
突出した魔術師でありながら彼女を無償の愛で包みこむアラン。
二人の恋愛ならぬ絆を中心に物語がぐるぐると回転しながら進んでいきます。
まるで映画、それももしかしたらダークファンタジーと思えるような退廃的で救いの薄い部分があり、ミステリーの要素もあります。
特に気に入ってるのは詠唱。
この作品で最も光る要素の一つだと思いますし、すごく気に入っています。
ラナが成長して術を使っていく様子も見ものです。
巡る世界のカラクリも……。
タイトルにある「プレアデス」が本当に謎であり、だからこそ追い求めたくなる。
この世界が如何様にあり、何処へ向かおうとしているのか。
完結まで決して目が話せない物語です!
魔法と科学が共存し、でもどこか退廃的な仄暗さが漂う世界。
そこにひとり、娼館という特殊な環境に身を置きつつも、どこか無垢な“光”を感じさせる少女、ラナ。そして彼女を絶妙な距離で見守り、時に助ける魔術師のアラン。
一言で表すならとにかく「かっこいい」!!
軽妙かつ深読みしたくなる会話、機械音と電子光の明滅。呪文の詠唱と発動、そして謎多きヒーロー・アラン。
とにかくかっこいいんです!!(大切なことなので二度言いました)
アランはことあるごとにラナに愛を囁くが、一方で“裏”を感じさせ、立場も本心もはっきりとしない。そして決して彼女と唇を重ねない。読者はラナとの距離感にもどかしい思いを抱くだろう。
だが、第一部が終わる時に明らかになる。
アランが如何にラナを想い、大切に大切に、壊れ物のように扱っていたのかを。そして驚愕するに違いない。この世界の真実の断片に。
まだ物語は、動き出したばかり。二人の“キセキ”を、共に巡ろう。
大陸一の科学技術を誇る都市サブリエ。
そこではとある病が流行っていた。
「懐古症候群」
この病気を患った人間は「魔術師」に殺されるという噂が立つ中、娼婦のラナはその「懐古症候群」の人間がいるのという所から物語が始めるのだが、娼婦の雰囲気や世界観はもちろん、そこで出会う「アラン」がカッコいいのです!!
余裕のある大人の雰囲気で、そして「謎」でありミステリアスな所は、読者の心を掴むこと間違いなしです!!
シェリルとのやり取りはもう……っ。
次回予告までの流れがまたお洒落でカッコいい!!
……あれ?わたし、カッコいいしか言ってない気が(笑)
世界観からカッコいいおススメの作品!!ぜひご覧ください!