プレアデスの鎖を解け

作者 湊波

209

74人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

 本当に展開が読めなかった。
 構成力が半端ない。よくこう展開し収束させたなと感心します。
 この作品、宝石がたくさん出てきます。宝石と魔術は結びつきやすいのですが、今回はそれだけではありません、多分。終わりを考えると納得の記述の多さだった。そのための布石というべきか。活かしきれていたと感じます。特にルビーは。その異称、覚えておきたいと思います。

 久方ぶりにこういう作品を見た気がする。SFチックといいますか、ミステリアスでもある、そんな感じ。
 科学側の知識量がすごさが伺えたので、それが合わさっての面白さです。

 誰とは言いませんが味方側に回ったあの人頼もしすぎますね。説明が分かりやすかったです。

★★★ Excellent!!!

全体的に美しく、優しい雰囲気の漂う物語です。

主人公であるラナ、そして物語を彩るキャラたちはとても個性的。

彼らは時に悩み、時に過ちを犯し、時に挫けながらも、必死に足掻き、人間臭く生きようとしています。
物語の中には、確かにサブリエという町が存在し、彼らも生きている。そう感じさせてくれる作品です。

この作品の見所は、もちろんアランとラナの、大人びた、けれど純粋な恋愛模様にありますが、それだけでなくキャラたちの過去や思惑が交差し、謎を深めていくところにもあると思います。
しかし、謎は読み進めていくごとに徐々に明らかになり、最後にはしっかりと読者を引き込んでくれます。

伏線を緻密に練られた作品や、じれったい恋模様などが大好きな方には是非読んで欲しい一作です。


★★★ Excellent!!!

しかも、ブルースが聞こえてくるやつ。
最下層はここじゃないわと言いながら、日々、削られ、奪われ、擦り減っていく生命と理性。
謎多き致死の伝染病さえ救いにみえるような。エピソード1は、そんな重い空気の中で幕を開け、導き手の青年に導かれて、汚泥から身を起こすヒロインの旅立ちの章。
どのような高みに我々を連れていってくれるのか、そんな期待の高まる序章である。
続きはどうか、あなたの目で

★★★ Excellent!!!

時計台が見下ろす科学都市サブリエ。
奇病・懐古症候群が蔓延する中、少女ラナは魔術師アランと出会う。

緻密に組み上がる伏線。
絡まり合う思惑。
隠された想い。

そんな世界で二人が紡ぐキセキとは。

全てを守りたい少女と唯一を守りたい男。
そして二人を囲う個性豊かで油断ならない登場人物たち。

巡る世界で紡がれる愛のキセキ。
是非ともご覧あれ。

★★★ Excellent!!!

この作品では

『懐古症候群と呼ばれる病』
『タイムリープ』
『救いたい相手の違い』

といった内容のシナリオが含まれています。

ファンタジー作品としての戦闘には魔術が用いられ、対立勢力は『魔術師』と『発病者』の戦闘が描かれます。

主人公が己をささげても助けたいと願うのは発病者たち、しかし、自己犠牲でも守りたいと願う想い人を守りたいと思っている人物は犠牲を問わない決断ができる人物で、『想いのすれ違う二人の恋』に焦点が当たった恋愛要素も含んで物語は進んでいきます。

『同じ時間を巡り、全く違う運命をなぞる時間遡行で描かれる物語』

場の雰囲気によって焦点のあ手どころが変わる描写はとても臨場感にあふれ、シリアスさを含んだ世界観はとても魅力的に表現されていました。

素敵な作品なので是非是非ご一読ください♪

★★★ Excellent!!!

一章までの感想になります。
(まだ連載中で、二章三章と続いてるところですが、先にレビューを書かせて頂きます)


一言で言えば、本当にすごいです。


と、さすがに一言ではレビューにはならないので……(笑)

まず、湊波さんの、読者を引き込む文章力。
まるで映像作品をノベライズしたかのようで、ラナとアランが目の前に居るみたいです。

それから、魔術。
アランから繰り出される魔術は、宝石を使ったもので、詠唱もとてもかっこいいです。
宝石が輝いて、炎や雷の生まれるシーン。
実際にこの目で見たいくらいワクワクします。


あとはなんと言ってもキャラクター。
娼館出身のヒロイン、ラナは親友を守るために身を挺するかっこいいヒロインですし、アランはちょっと意地悪ですが、ラナを大切に想っている紳士です。
どのキャラクターもすごく立っていて、今後どうなっていくのか気になります。

ラナとアランのラブラブなシーンは来るのでしょうか……そわそわ。

完結まで追いかけて行きたいと思います。
素敵な作品ありがとうございます!





★★★ Excellent!!!

 舞台となるのは科学の発展した灰色の街。仄暗く、薄汚れて、埃っぽい。生ぬるい風に下水の臭いが混ざり込む。正体不明にして治癒不可能な精神病・懐古症候群《トロイメライ》が、都市に不吉な影を落とす……。
 この灰色の世界で、宝石を用いた魔術が一際鮮やかな輝きを放つ。
 強大な魔術師の放つ彩色は闇を切り裂き世界を救うのか? ――否、そのキセキは、ただ一人の少女を包むためだけにある。

 仄かに苦く、それでいて脳が溶けるほど甘い、繊細な情愛。散りばめられたエロチシズム。個性が強く愛おしい登場人物たち。胸の躍る迫力のバトル。張り巡らされた伏線と魅力的な謎。精緻でありながら大胆な展開。作品のトップページにすらあふれ出るセンス!

 何をとってもお勧めです。これを読まないのはもったいない。
 ぜひご一読を!

★★★ Excellent!!!

 機械仕掛けの文明が、針の音を鳴らす都市、サブリエ。
 大きな歯車のような世界。陰謀という小さな歯車が、音を鳴らす中。
 娼館で働く一人の少女、ラトラナジュ。
 そこに通う一人の男、アラン・スミシー。
 二つの歯車がかみ合った瞬間、運命の歯車が大きく動いていく。

 サブリエという名の大きな時計のような舞台の上で、闇をまとった少女と男性が舞い踊る。
 二人の一つ一つの仕草や言葉から匂い立つのは、ほろ苦い大人の恋愛。
 そっと頬を撫でる指先、彼の服の香りから、どうしようもなく狂おしい気持ちにさせられるのに、甘えたくなってしまうのは何故だろう。
 そんなさりげない心の機微が、文章の中で見え隠れする。
 そんな二人のやり取りの水面下で、ミステリアスな運命が共鳴を始める。

 組織、陰謀、技術――全てが重なり合う中で。
 気持、信頼、吐息――二人の想いが交錯する。

 文章が織りなす数多の『歯車』の運命劇を見届けろ。

★★★ Excellent!!!

 機械仕掛けの大時計がランドマークの科学都市サブリエ。電子端末が発達したこの街には懐古症候群(トロイメライ)と呼ばれる奇病が潜んでいる。患えば「魔術師」がその人間を殺しに来るという。娼館で働くラナは同じ娼婦のシェリルが懐古症候群を発症したと気づく。そんな折に現れたのがミステリアスな客・アランであった。

 EP2を読み終わった直後の感動から抜け出せそうにありません。物語の構成、読みやすく頭に入ってくる美しい文章も魅力的ではありますが、叩きつけるかのような盛り上がりに衝撃を受けました。散りばめられた伏線が集束していく、「もしかして?」と思っていたものが繋がっていく。そういったゾクゾクとした展開力に脱帽です。引き込まれて好きしか言えなくなります。

★★★ Excellent!!!

懐古症病《トロイメライ》、輝石の魔術師、装飾腕輪《レースブレスレット》などなど、これでもかと素敵な言葉で彩られた世界観の中で紡がれる物語です。

ヒロインのラナちゃんは危ういほど人が好くて、情が深くて、彼女を守ろうとする輝石の魔術師・アランさんはしびれるほど格好いい!

そんな二人を中心に、さまざまな人物が絡み合い、事件が起こってゆきます。

物語は、どこへ辿り着くのか、謎が深まるばかりでまだまだ見通せない状況です。
幾重にも張られたカーテンの向こうから、そっと手招きされているように。

輝石の軌跡を……一緒に追いかけてみませんか?

★★★ Excellent!!!

すごい。すごい。本当に。

懐古症候群という奇病に、娼婦と魔術師が挑む。そんな物語。


と思って読み進めれば、章を重ねる度に色を変え、形を変え複雑に絡み合っていく物語です。

魔法詠唱の美しさを軸に、息をつかせぬ戦闘シーン。ずばんと物語の中心を貫く大きなテーマは……。

ラナ、アラン、メインのふたりを中心に、登場するキャラクターはいずれも個性豊か、と一言でキャラクターを言い表すのは難しいです。それは、この物語のある仕掛けに起因します。

ネタバレはいけない、いけないと思うとここで語るのが本当に難しい。とにかく読んで欲しいです。

さぁ、この物語は、一体どこへ私たちを導いてくれるのでしょうか。

★★★ Excellent!!!

緻密に張り巡らされた伏線と、通底する秘密。そして甘やかで妖しさ漂う愛。
これらが実に読みやすく流麗な筆力を持つ作者さまによって描かれるのですから
――面白くないわけがないのですっ!!

美意識をひしひしと感じるカッコイイ詠唱で生まれる魔法と、術に駆使される輝石。
懐古症候群と呼ばれる謎の病を追うのは、美しく優しい信念を持つヒロイン・ラナと、謎めいたイケメン魔術師・アラン。
私など、この設定だけでグイグイ引き寄せられちゃいます。

アランはラナをとても大切にしていて率直に愛を囁いてもくれるのに、どこか昏い秘密の影がちらついていて……そんなところがまた、ミステリアスでドキドキのイケメンなのです(←好みがダダ漏れました)
しかし個人的に一番のお気に入りは、「いつもお疲れさまです」と思わず言いたくなる、何かとご苦労されてる様子のロウガさんだったりします♡

物語はまだ続いています。けれどストーリーは途中でひとつの山場を迎えます。
そこで明かされる驚くきべき秘密と、さらに深まる謎には、「そうキタか……!」と、もう楽しくてワクワクしてたまりません。本当に、書店で売っていておかしくないレベルだと思うのです。
ぜひこの面白さを実感してください! 心からオススメします。

★★★ Excellent!!!

 科学と魔術が共存する世界。大陸一の科学都市サブリエで娼婦として働く少女ラナ。彼女の前に『客』としてあらわれた魔術師のアラン。街には懐古症候群――トロイメライという奇病が蔓延していた。

 科学と魔術。
 懐古症候群。
 終末を刻む大時計。

 そして、タイトルでもある『プレアデス』の謎。

 硬さと儚さ、鋭さと甘さ、激しさとやさしさ。あらゆる要素が絶妙に絡みあって独特の雰囲気を生んでいます。ほかの方も書かれていますが、退廃的な灰色の世界に鮮やかな色を一滴落としたような世界観がとにかく魅力的で印象的。特に少年漫画好きにはたまらないかもしれません。ぜひともアニメ化してほしい! そして、言葉選びのセンスもまたすごいです。セリフや地の文はもちろんのこと、詠唱がね! ほんとうにもう、ひたすらカッコイイ……!

 恋と友情とバトルと、魔術と科学とミステリー。少女ラナと魔術師アランの絆を軸に描かれる物語は現在も絶賛連載中です。はたしてどこに着地するのか。今後の展開がとても楽しみです。

★★★ Excellent!!!

懐古症候群(トロイメライ)と呼ばれる奇病が流行るサブリエの町。
娼婦として働くラナにはアランという客がいて……。

連載中「EP3 3. もう少しの間、傍にいてほしいってだけだよ」読了時点のレビューとなります。

科学と魔術が共存するこの世界の設定が大変魅力的です。
娼館に在りながら自身と光を失わない少女ラトラナジュ。
突出した魔術師でありながら彼女を無償の愛で包みこむアラン。

二人の恋愛ならぬ絆を中心に物語がぐるぐると回転しながら進んでいきます。
まるで映画、それももしかしたらダークファンタジーと思えるような退廃的で救いの薄い部分があり、ミステリーの要素もあります。

特に気に入ってるのは詠唱。
この作品で最も光る要素の一つだと思いますし、すごく気に入っています。
ラナが成長して術を使っていく様子も見ものです。
巡る世界のカラクリも……。

タイトルにある「プレアデス」が本当に謎であり、だからこそ追い求めたくなる。
この世界が如何様にあり、何処へ向かおうとしているのか。
完結まで決して目が話せない物語です!

★★★ Excellent!!!

まずなぜにこの作品を読もうと思ったか。
それはこのタイトル「プレアデスの鎖を解け」が異常に格好良かったから。
そして、物語の根幹となるキーワード「懐古症候群」の「ルビ」が出てきた段階で、早くも唸りました。同時に「(私の直感は)間違えてない」とも思いました。

全体の雰囲気としては「恋愛」というか「恋愛のようなもの」を軸としたダークファンタジー。登場人物の殆ど全員が「感情を抑えて」いるのがすごい。その分、その中に立っている主人公・ラナが、鮮烈鮮明に映ります。もちろん、「抑えた」人物たちが霞んでいるかと言うとそんなことはまったくない。むしろ個性の塊のようなキャラクターばかりです。

また、文章全体に漂うコントラストがとても強い。たとえば青い夜霧の中で容姿もよく見えない者たちが戦う中、突然スポットライトが闇を引き裂いて全容を露わにするような。

漂う雰囲気は全体的に退廃的といえばそうとも言えるのですが、それだけじゃない。「石」の描写に代表されるように、どちらかと言うとモノクロで描かれた世界に、ピンポイントで色を落としている。それが逆にものすごい精度で視点を誘導してくる――アランの髪の色なんかもそうですね。EP2は特に「絵」がキーワードになっているので特にそう感じたのかもしれませんが、それすら狙って描き出された世界だというのならもう驚嘆の他ありません。

そしてしばしば出てくる「プレアデス」の文字列。
まだまだまだまだ、謎が謎を呼びそうです。

※EP2のラストまで読んでのレビューです

★★★ Excellent!!!

魔法と科学が共存し、でもどこか退廃的な仄暗さが漂う世界。
そこにひとり、娼館という特殊な環境に身を置きつつも、どこか無垢な“光”を感じさせる少女、ラナ。そして彼女を絶妙な距離で見守り、時に助ける魔術師のアラン。

一言で表すならとにかく「かっこいい」!!
軽妙かつ深読みしたくなる会話、機械音と電子光の明滅。呪文の詠唱と発動、そして謎多きヒーロー・アラン。
とにかくかっこいいんです!!(大切なことなので二度言いました)

アランはことあるごとにラナに愛を囁くが、一方で“裏”を感じさせ、立場も本心もはっきりとしない。そして決して彼女と唇を重ねない。読者はラナとの距離感にもどかしい思いを抱くだろう。
だが、第一部が終わる時に明らかになる。
アランが如何にラナを想い、大切に大切に、壊れ物のように扱っていたのかを。そして驚愕するに違いない。この世界の真実の断片に。

まだ物語は、動き出したばかり。二人の“キセキ”を、共に巡ろう。

★★★ Excellent!!!

大陸一の科学技術を誇る都市サブリエ。
そこではとある病が流行っていた。

「懐古症候群」

この病気を患った人間は「魔術師」に殺されるという噂が立つ中、娼婦のラナはその「懐古症候群」の人間がいるのという所から物語が始めるのだが、娼婦の雰囲気や世界観はもちろん、そこで出会う「アラン」がカッコいいのです!!
余裕のある大人の雰囲気で、そして「謎」でありミステリアスな所は、読者の心を掴むこと間違いなしです!!

シェリルとのやり取りはもう……っ。
次回予告までの流れがまたお洒落でカッコいい!!
……あれ?わたし、カッコいいしか言ってない気が(笑)
世界観からカッコいいおススメの作品!!ぜひご覧ください!

Good!

とても美しい文体で、世界に引き込まれました。
恋愛と言いながらもシリアスファンタジーというのがよく分かりました。

とても、参考になりました。

あえて言うのであれば、もっと謎等の伏線を散りばめてもいいのかなとも思います。そうなると恋愛というジャンルじゃなくなるかもしれませんが。

★★★ Excellent!!!

夢溢れて甘くとろけるラブストーリーというよりは、埃まみれの薄暗い小さなお部屋からキラキラとした外の世界を見つめているかのような、そんな雰囲気のとってもお洒落な作品です。甘さもビターでお酒の入っているチョコレートのような味がします。

キラキラした世界観や言葉たちが宝石箱のように詰まっているのですが、所々に闇や苦さを感じるために世界観にぐんと奥行きと大人っぽい恰好の良さがあります。会話文や背景の描写も巧みですので、その美しい世界観と魅力的な登場人物達の想像の種が無限にまかれている作品です。

伏線も多く、色んな予感が脳みそを埋め尽くすので、本当に目が離せません。その中で主人公達はどうやって生きていくんだろうと、幸せになってほしいなと、ずっと思って、祈って、予想して、もうすっかり魅了されています。