―Continue to the next volume―
…新章 開幕…
乾いた風に吹き晒されている髪。
流れが止まらない涙が、地面を小さく濡らしていた。
腰を落として座り込み、肩を大きく揺らし、声を出して泣いている姿にある掌は、近くにあった雑草を、力の限りに握っている。
その姿を見てから、晒されているモノを見上げた、そこにあるのは…見覚えのあるモノの姿…。そして…言葉が…言葉が出る……
「行きましょう…王都へ!」
その言葉に表情を変えた多くの姿が、長くなる影に映し出されていた……。
新章開幕 『遥かなるアブスゲルグ Ⅷ』 -『皇女の涙』とマモノの定義-
遥かなるアブスゲルグ Ⅶ -ルヘルム地方、最後の難関 クレアシアン討伐編- さすらいの物書き師 @takeman1207
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