最終章 小学生時代いじめられっ子だった僕が愛を知るまで

働けなくなって、惨めな単純作業と何もできないと言う

劣等感と心が空っぽになった僕は、当時から夢見ていた漫画家を目指すことを選んだ


それは決して希望に満ちたものでなく会社で働けなくなって病気で就職も難しい僕が、唯一できる足搔きがそれだった。


うまくいかなければ死ぬしかないそう思っていた。

何はともあれその時の僕には何かすがれるものと逃げる場所が必要だった。



犯罪者の心理

誰からも愛されず、何も持たないものは、何もかもを憎むようになる。

空っぽの心からは常にどす黒い毒が体を蝕んで、体がだるく動かなくなる。

そうして何でもいいから誰でもいいからこの世界を壊したいと思うようになる。

それが犯罪者の心理だと僕は思う。


けど一つだけ違ったのは僕はそれをしなかった。

全ての衝動を自分に向けた誰よりも殺したかったのは自分だった。


僕の19から22才までの記憶は全て血だらけのものだった。

空っぽの心のまま作品を書き続けるのは本当に辛かった、

同じような年の子が笑っている意味が分からなかった。


たくさんの人に相談してたくさんの人から同情されその度に傷つき血を流していた。

結局頼れる人が誰もいなくてコンクリートの冷たい部屋の中、軋む骨と体を起こして

バイトに行き、結果を出せている人を横目に焦って。


限界で実家に逃げた。僕の居場所はどこにもないそう言っていつも泣いていたずっとずっと泣いていた。



最終章 僕が彼女に出会ったこと、愛を知ったこと

彼女に出会ったのはネットだった、出会い系でも何でもなくただ悩みを打ち明けるそう言う場所で彼女に出会った、彼女は僕の似ていた。


親の犠牲、いじめ、リストカット、恐怖症

僕は彼女に興味を持った最初は友達として会ってみたいと思った

でも話してるうちに、僕は彼女に惹かれていた。

恋愛小説なんて読んだことがない僕がこの事を詳しく書こうとしても詳しく書けない事を申し訳なく思う。


似ているこの人は僕と似ているそう思った。

誰からも愛されず一人ぼっちで、どうしようもなく寂しくて、どうしようもなく苦し買った僕らは互いに引き合った。


よく分からない何と無く好きで、ずっと好き。

それは絵描きの僕が絵が好きな理由にすごく似ていた。


彼女は僕を受け入れてくれたただ一人の女性だった。

初めてあんなに優しい手に触れた。

泣きたくなるほど優しくて、今もよく泣いている。

人の前で泣くことがなかった僕が、彼女の前で泣いた。


そして今はよく笑っている。張り付いた仮面が剥がれ落ちたように

心の底から笑っている。

彼女から若返ったと言われた元々童顔の僕は今16才に見えると言われた

母親からもそう言われた。


きっと止まっていた時間が動き出したように、血にまみれた青春を取り戻すように

空っぽだった心の穴を彼女が埋めてくれた。


夜が怖くて泣くことが少なくなった

お薬を飲まなくてもねれるようになった。

ありがとうその言葉しか出てこない、そして


こんな駄文で長文で暗い話を読んでくれた皆さん本当にありがとうございました。

この物語はこれで終わりです。

そして多分これからも人生「物語は」続いていきます。


最後に本当に死にたくなったら、逃げてください。全力で逃げてください。

それは恥ずべき行動ではありませんあなたの走って怖がって抗って逃げた先が

あなたの、あなただけの道になります。

踏みしめた土も傷ついた茨の道も流した血も決して決して無駄ではありません。

どんなに逃げても進んでる限り後ろ無向きでも前に進んでいます。


いじめは無くなりません決して決して決して簡単なことではありませんそれでも

死んではいけません、立ち止まってはいけません、逃げてください。


その先にあなた自身のあなただけゴールが必ずあります。

僕も道半ばです、何かあれば相談にも乗ります力にもできるだけなります。


あなただけのあなたの素晴らしい逃げ道を見つけてください。


ご愛読ありがとうございました。

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小学生時代いじめられっ子だった僕が、人を愛せるようになった。 鳥本 一芯 @toum00124

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