最後どのように着地するのか気になる物語です
- ★★ Very Good!!
興味深いと思った点は、主人公ライトは勇者レイジに、幼馴染を2人も寝取られたわけなんですが、その辺りは諦めというか納得の仕方は、2人が幸福ならそれで良い位にさえ割り切ってる。
つまり、勇者レイジと魔王討伐の過酷な旅で、助けられの体験をしていれば、強い男に乗り換えられても仕方がないと。なので、それ自体で殺意を向けるまでの復讐心は持ってないわけです。面白くない感情くらいは秘めてるでしょうけど。
ライトの怒りは勇者らに、理不尽な正当性で両親と親友を殺されたからなんですよね。ライトは自分一人だけだったら侮辱にも耐えるけど、大切な人たちに向けられる害意は許せない。勇者レイジの嫁自慢が憎らしいというより、人間として許せない動機は主人公の魅力がありますね。
勧善懲悪なエンドが見られると信じておりますが、勝利の傍らに誰が居るのか、そんな感じの期待をしております。