超意訳

 ジョン・レノンの「Love」という曲の歌詞は、松尾芭蕉の俳句に影響を受けて作られたと言われています。

 簡潔な表現で、愛の真理を見事に表した美しい歌です。曲は短く、まさに歌う俳句のよう。伴奏はシンプルなピアノで、人の温かさに満ちた情景が浮かんできます。

 大人になってから出会ったパートナーとの穏やかな生活を思わせる落ち着いた心情は、おそらく若い頃には見えなくて不安だった「愛」という不確かなものを、見えないけれど感じられるもの、いつも傍にあり触れられる存在として描いています。

「愛とはあなた」と言い切れるくらいに、誰かを信じることが出来るのは素敵ですね。


 外国語の曲の歌詞を翻訳したものはよく見かけますが、何となく意味不明というか、言葉が堅かったり、日常的な表現でなかったり、違和感を覚えることがあります。多分、翻訳した方は元の外国語の理解が深く、原詞に忠実に訳しているのでしょう。


 日本語詞にして曲をカヴァー(和訳)しているプロのミュージシャンはすごいなあと思います。原曲に敬意を捧げながら、自分の歌にして表現しているからです。

 歌(音楽)は、語学ではなくて芸術なのです。


 そこで、英語力が足りないのを逆手にとって、日本語の詩を書くつもりで大胆に意訳してみました。

 あくまでも私のイメージですので、ここは違うな、と思われた方は、その違和感をご自分のものとして大切に持っていてください。

 著作権の事情で原曲の歌詞を掲載することは出来ませんが、動画なども公開されていますので是非、楽曲として味わって頂きたいと思います。

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ジョン・レノン「Love」超意訳 青い向日葵 @harumatukyukon

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