台詞が一切なく、淡々と語られる作品。総文字数自体は少ないので、台詞がなくても読み切りやすいです。前半は、101人目の人間が生まれるまでの経緯後半は、その101人目の人間の生と意に関するお話となっています。とくに面白いのはラストの数十行ほど。そこまでキチっと読み進めていると「は~、こうなるのかぁ」とちょっと意外な展開に、いろいろと考えさせられます。出来れば斜め読みせずに、キッチリと内容を噛み締めながら読み進めて欲しい短編作品です。
100人転生で、100人自殺した話に対しての101人目とは発想が斬新ですね。ラスト、よかったです。雰囲気もいい感じを出してました。
理路整然と語られるその世界の常識では当たり前のラスト。だけどこのラストを考えつく人は少ないと思う。
「選ばれて異世界に転生した100人が全員自殺した話」のその後のストーリー。扱ったことのない、赤ん坊という対象に異世界人がどうしたらよいか考えあぐねているイメージが面白い。ストーリーはポンポンポンと大きく進んでゆきラストを迎えます。
自主企画への参加ありがとうございます。ショートショートのようなきれいなオチでした。なるほどと思いながら、読み進み、最後の救いのないオチに笑ってしまいました。予想外の展開とオチでしたがこれはこれでありでおもしろかったです。ありがとうございます!