序節あらすじ

少女イルファンは、幼くして戦錬士としての技術を叩きこまれた。理由も分からぬまま修行に明け暮れ、いよいよ十三歳になろうかというとき、育ての親にして師匠であるリアトから、奥義習得の為に皇都エルトリアムへ登ることを告げられる。しかしその矢先、少女はみずからの失われた記憶に触れてしまう。それによれば、少女はかつて炎のなかで両親を失ったのだ。思い出の手がかりを求めて、イルファンは大都市ドピエルに入るが、その時すでに少女を狙う者たちは動き始めていた。幾度かの戦闘を経て、ドピエルを抜け出した二人は行きがけの村で、記憶を読み取る恐るべき深魔と出会う。だが、記憶から読み取られた父親の似姿は、少女を激しく拒絶した。果たして己にはいかなる秘密があるのか。奥義習得とは本当なのか。リアトは本当に信頼できる師匠なのか。疑いを抱えたまま、少女は旅を続ける。

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語る脳子と、綴るは我子 枕木ノラ @goburin2250

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