【短編】突発的作品群

   

 ついパッと思いついて書いた、今も反省していない。いや、いつかマイ黒歴史になるのかも……? そんな作品たちです。

 なお、分割して連載形式で投稿した場合でも、2万文字以下ならば、私としては『短編』扱いです。


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『嘘から出たマコト ――四月馬鹿の嫁――』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889073080


【一言】

 エイプリルフールネタ。


【執筆】

 2019年3月21日から3月24日。


【初出】

「小説家になろう」2019年3月30日から4月1日。


【生まれた経緯】

 もうすぐ春――エイプリルフール――ですねえ、短編投稿をしてみませんか?

 そんな気持ちから、書いた作品です。最初に頭に浮かんだのは『嘘から出たまこと』という言葉であり、そこから物語を構築してみました。でも『嘘から出たまこと』そのままの題名では、同じ作品が「小説家になろう」に、いくつもあるので(この作品を書き始めた時には、まだカクヨムという投稿サイトの存在すら知りませんでした)、こんなタイトルに。


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『現代むかしばなし「メロン太郎さん」』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889244062


【一言】

 昔話モチーフ。


【執筆】

 2019年4月15日。


【初出】

「カクヨム」2019年4月15日。

(2019年4月29日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 ネットでテレビアニメをタイムシフト視聴していたら、プールの場面になりました。よくあるサービスシーンですね。巨乳キャラの胸部がアップになりました。よくある演出ですね。

「くだらない、あざとい。こんなもので視聴者が喜ぶなんて、情けない話だ」

 そう思った私の頭の中に、もっと「くだらない」物語が浮かんできました……。

 最初に思いついたのは、三匹がお供になるシーンです。それだけでは起承転結にならないので、前後をふくらませたら、こうなりました。


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『ダッチワイフ殺人事件』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889315720


【一言】

 これぞ「ついパッと思いついて書いた、今も反省していない」作品。


【執筆】

 2019年4月22日。


【初出】

「カクヨム」2019年4月22日。

(2019年5月1日「小説家になろう」に、2020年3月12日「エブリスタ」に、2020年9月9日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 ここカクヨムで皆様の作品を読んでいるうちに、ふと思いついた作品です。アンドロイドの登場するSF作品や下ネタの出てくるエッセイを読むうちに浮かんできた物語ですが、この作品自体には、アンドロイドも直接的なエロ描写も出てきません。

 最初、ジャンルは「SF」にしようか、いっそのこと「現代ドラマ」にしようか、と考えて……。結局「ホラー」としました。私のホラー作品にありがちな、あまり怖くないホラーです。


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『怖い女と手ごわい男』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889334075


【一言】

 封印しておくつもりだった作品。


【執筆】

 2018年11月21日。


【初出】

「小説家になろう」2018年11月22日。


【生まれた経緯】

 ある朝「ちょっと怖い台詞のあるテレビCMを見た」という夢を見ました。「この台詞、ショート・ショートに出来そう。でも、あまりにもCMそのままかな‥‥‥」と思いながら目が覚めたところで、「このCM自体が夢じゃん!」と気づいて、書いてみた次第です。でも、そんな夢を見るということは、どこかで読んだ小説か何かなのでしょうか。その場合「パクった」ことになるから、それこそ『怖い』のですが‥‥‥。

 そう心配しながら投稿した結果。全く何も反応ありませんでした。いくらなろう向けじゃない短編でも、少しくらいはポイント入ったり感想きたりすると思ったのに。

 余韻とか「読者の想像にお任せ」とか考えたのが裏目に出て、単なる説明不足となったのだろう……。そう反省して、この作品は黒歴史として忘れることにしました。

 それから数ヶ月。こちらで自主企画一覧を眺めていたら発見したのが『「俺が書いた作品なんだが面白くない」とあなたが自信を持って世間に発表できる作品を集める』という企画。

 まさに、この作品に相応しい。だから投稿してしまいました。


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『釣った魚に餌はやらない』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889619979


【一言】

 恋愛もの。現実的系。


【執筆】

 2019年5月17日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月17日。

(2019年10月11日「小説家になろう」に、2020年3月9日「エブリスタ」に、2020年9月13日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 最近、自主企画参加用作品として恋愛もの短編をいくつか書きました(『ブラックホールフォーエバー! スターダストエモーション!』『ささやかな倦怠期』『ファイナルブレーキと飲む酒は……』『もしも俺が猿だったら。』)。そうしたら恋愛ものに興味が出てきて、同じジャンルの作品をいくつか読みました。すると、もっと書きたくなって……。

 前々から頭の中にあった小ネタをいくつか繋ぎ合わせて、こんな作品が出来上がりました。自分の人生経験における出会いの中から、複数の別々の人物を思い浮かべて、そこに想像をミックスする、という手法で書いています。特に恋愛ものでは、特定の一人の人物をモデルにしたら、私小説になってしまいますからね。


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『ハッピーエンドは嫌いだから』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889629877


【一言】

 恋愛もの。夢物語系。


【執筆】

 2019年5月18日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月18日。

(2019年10月12日「小説家になろう」に、2020年3月9日「エブリスタ」に、2020年9月1日「ノベリズム」に、2021年2月10日「ステキブンゲイ」に、2021年5月9日「NOVEL DAYS」に、2021年6月30日「Prologue」に転載)


【生まれた経緯】

 まだ頭の中が恋愛ものモードになっていたようで、カクヨムで皆様の作品を読んでいるうちに、ふと思いつきました。私が書く恋愛ものにしては珍しく、自分の過去の経験は一切抜きで書いています。ある意味、誰でも書ける作品、ということになるかもしれませんが……。自分の『意見』みたいなものは作品に練りこんでいる(というより、前面に押し出している)ので、けして「クセのない読みやすい作品」とは言えないでしょう。


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『鶴と亀が滑った』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889631707


【一言】

 昔話モチーフ。


【執筆】

 2019年5月18日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月18日。

(2019年10月14日「小説家になろう」に、2020年3月10日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 ここカクヨムで皆様の作品を読んでいるうちに、昔話ネタで書きたくなって、こんな作品が出来上がりました。発想の始まりは浦島太郎ネタなのですが、それだけでは物足りない気がして、鶴の恩返し・かごめかごめの要素を少し加えています。


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『長い渡り廊下で』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889693724


【一言】

 頭に浮かんだのはラブソングなのに、出来上がったのはホラーもの。


【執筆】

 2019年5月23日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月23日。

(2020年3月12日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 ここカクヨムで皆様の作品(恋愛もの)を読んでいるうちに「長い渡り廊下で誰かとすれ違って、いつも心臓が止まる思いをする」という物語を書きたくなりました。私と同世代の人にしかわからないかもしれませんが、昔のラブソングが頭に浮かんだのです。その結果、こんな作品が出来上がりました。


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『ゾンビ vs 生存者 ――おそらく俺が最後の一人――』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889805624


【一言】

 ゾンビもの。


【執筆】

 2019年5月31日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月31日。

(2019年10月22日「小説家になろう」に転載、2020年3月13日「エブリスタ」に、2020年9月2日「ノベリズム」に、2021年2月10日「ステキブンゲイ」に、2021年6月3日「Prologue」に転載)


【生まれた経緯】

 ここカクヨムで皆様の作品(ゾンビもの)を読んでいるうちに、こんな作品を思いつきました。


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『6月6日』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889886635


【一言】

 日付ネタ。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年6月6日。


【初出】

「カクヨム」2019年6月6日。


【生まれた経緯】

 同じ日に構想した別の作品を書き始めようとしたところで、ふと日付を見たら、6月6日。その瞬間、もっと簡単に書ける別のネタが浮かんできたので、先にそちらを書きました。一応、これはこれで元ネタについて少し調べ物をしており、その結果、話が膨らんだ部分もあります。


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『ブロック機能 ――ある素人作家の恐怖体験――』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889956704


【一言】

 時事ネタ。


【執筆】

 2019年6月11日。


【初出】

「カクヨム」2019年6月11日。

(2019年11月4日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 複数の方々の近況ノートで、話題になっている出来事がありました。カクヨムで導入される新機能に関する話です。それらを読むうちに思いついたこと、最初はその近況ノートにコメントとして書き込むつもりだったのですが「他人様の記事に長々と書くよりも、小説にした方が良いのではないか」と考え直して、こうなりました。


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『廃墟探訪』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891770467


【一言】

 タイトルそのまま。


【執筆】

 2019年10月16日から10月18日。


【初出】

「カクヨム」2019年10月19日。

(2019年10月23日「小説家になろう」に、2020年9月13日「ノベリズム」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 ネットでホラー番組を見ていた時に、なんとなく頭に浮かんできた物語です。

 いつもならばすぐに書き始めるのでしょうが、今回は「うまく小説のプロットとしての形を成さない」と少し躊躇。数日経ってから「こうすれば、それなりに」と頭の中で形が整ってきたので、ようやく書き始めたのですが……。

 短い作品にもかかわらず、書くのにダラダラと三日もかかってしまい、書きあがったものも、思ったほど『形』になっていませんでした。そもそも短編執筆自体が久しぶりであり、毎日のように書いていた時期と比べると、下手になっていた部分もあったのでしょう。元々そんなに上手くなかったのですが。

 ただし、これらは、あくまでも私自身の感覚です。読んでくださる方々の感じ方は、また違うのかもしれません。


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『片眼の死角』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892271370


【一言】

 途中までは実体験。


【執筆】

 2019年11月13日から11月14日。


【初出】

「カクヨム」2019年11月17日。

(2019年11月23日「小説家になろう」に、2020年6月3日「エブリスタ」に、2020年9月11日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 無性に短編が書きたくなって、でも自主企画一覧を見ていても何もアイデアは思いつかなかったので……。PCの中で一年以上も眠っていたプロットを、引っ張り出してきました。

 一年以上昔というと、カクヨムを利用し始める前なので、かなり今とは違う感じ。当時は「序盤が説明っぽくて、頭でっかち。しかも、その説明パートと、メインとなる後半部との繋ぎが少し不自然」という悪癖があったのですが(厳密には今でも治っていないのですが)、この作品は『当時』の書き方に引っ張られた部分があるかもしれません。

 書き終わった後、いつも以上にじっくり寝かせてから推敲したのですが、それでも修正しきれなかった気がします。


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『猫はコタツで丸くなる ――アメリカのともだち――』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893090406


【一言】

 エッセイ風の書き方をしてみた小説。


【執筆】

 2019年12月15日から12月16日。


【初出】

「カクヨム」2019年12月16日。

(2019年12月18日「小説家になろう」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 10日以上前にツイッターで、丸まっている猫の写真を見かけました。その写真にコタツは含まれていませんでしたが、頭に浮かんだのは「猫はコタツで丸くなる」という言葉。これを作品タイトルにして猫小説を書いてみよう、と思い立ちました。

 最初に考えたのは、現代ファンタジー。男と女が階段で一緒に転んだりしてゴッツンコして意識が入れ替わる、あのパターンを人間と猫でやってみよう、と思ったのです。でも、それ以上のプロットが浮かばず、これはボツ。

 続いて、現実路線に変更。自分の人生の中で猫と関わった思い出を中心にして、そこにフィクションを加えることで、一応のプロットは出来上がったのですが……。

 これでは、どうも小説というよりエッセイっぽい。しかもエッセイにしては『フィクション』が混じっているだけに、タチが悪い。そう思ってプロットを寝かせている間に「エッセイ風だとしても、敢えてそういう書き方の小説なのだと考えれば、アリではないか?」と考え直して。

 執筆・投稿しました。


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『あなたと私の HAPPY NEW YEAR』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893267614


【一言】

 お正月ネタ。


【執筆】

 2019年12月25日。


【初出】

「カクヨム」2019年12月25日。

(2019年12月28日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 お正月をテーマにした短編小説を書いてみたいと思い、出来上がった作品です。元ネタはアメリカで働いていた時の体験談なのですが、三行で終わってしまうような、一場面のみのエピソード。そこに色々と加えて小説っぽい構成に膨らませて、オチっぽいものをつけてみました。どちらも、あくまでも「っぽい」でしかありませんが。


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『はじめてのミスコン』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893571599


【一言】

 怪談話やホラー映画のお約束に対する、私の答え。


【執筆】

 2020年1月11日から1月12日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月13日。

(2020年1月19日「小説家になろう」に、2020年5月29日「エブリスタ」に、2020年9月7日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 ニコ生ホラーをタイムシフト視聴している時に思いついた物語です。思いっきり小ネタなので1,000文字くらいで収まるかと思いましたが、意外に長くなりました。


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『私の魔王軍は53万です』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893796841


【一言】

 魔王を主人公として。


【執筆】

 2020年1月23日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月23日。

(2020年2月4日「小説家になろう」に、2021年5月10日「NOVEL DAYS」に転載)


【生まれた経緯】

 いつだったか忘れましたが、トップページの「人気のタグ」欄に『魔王』と表示されているのを見て、思いついた物語です。

 ただし、その時は、一応のプロットは考えたものの、うまく小説にまとめる自信がなくて、そのまま寝かせてしまいました。その後しばらくして、ちょっと気分転換したいことがあった時に、その勢いで書いて投稿しました。

 なお、ラストの台詞は構想段階から用意していたものではなく、書いている途中で突発的に思いついた台詞。これがあるかないか次第で、作品の雰囲気もかなり変わる気がするのですが、どうでしょうか。


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『ある朝トイレに入ったら便器がきれいに消えていた』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893843158


【一言】

 便器がない!


【執筆】

 2020年1月26日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月26日。

(2020年2月4日「小説家になろう」に、2021年5月9日「NOVEL DAYS」に、2021年7月2日「Prologue」に、2022年5月17日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 トイレに入ったら便器がない、という夢を見ました。穴が空いているはずの場所が綺麗な平面だったり、という夢ならではの矛盾点もあったのですが……。とりあえず「便器がない!」というのをスタートとして、こんな物語を想像してみました。


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『「あたしスターさん。今あなたのところに来たわ」』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893861895


【一言】

 都市伝説「メリーさんの電話」をアレンジ。


【執筆】

 2020年1月27日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月27日。

(2020年2月4日「小説家になろう」に、2020年9月12日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 ふと都市伝説「メリーさんの電話」をネタにして書きたくなり、こんな作品が出来上がりました。


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『人事と人妻』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893865345


【一言】

 ことわざネタ。


【執筆】

 2020年1月26日から1月27日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月28日。

(2020年2月4日「小説家になろう」に、2020年3月9日「エブリスタ」に、2020年9月10日「ノベリズム」に、2021年2月10日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 発端は、ちょっとした見間違えでした。そこから頭に浮かんできたフレーズがあり、それをテーマに書こうと考えたのですが……。

 思いついたプロットが、どうも良くない。恋愛感情に関する小説になるのですが、ヒロインも主人公も魅力的なキャラとして書けそうになくて、恋愛小説として成立しない気がしました。恋愛ものでは、キャラに魅力がないと「惚れる」過程に説得力が生まれないでしょうから、他のジャンル以上に、キャラを描くことが重要に思えます。

 そう考えてボツにしていたのですが、一月下旬になりました。一月いっぱいの間は、カクヨムコンに応募することで読んでもらえそうなので、いつも以上に、短編投稿のチャンスです。だから「とりあえず書いて投稿してみるか」ということで、頭の中にあったプロットを小説にしてみました。


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『隣の芝生は敷居が高い』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894297034


【一言】

 敷居が高い、の意味。


【執筆】

 2020年2月19日から2月20日。


【初出】

「カクヨム」2020年2月21日。

(2020年3月10日「エブリスタ」に、2020年5月5日「小説家になろう」に、2021年2月10日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 ツイッターで「敷居が高い」という言葉が使われているのを見かけて、ふと気になりました。誤用のような、誤用ではないような、そんなザワザワした感覚です。

 そこで少し調べてみたら……。作品タイトルに「敷居が高い」を入れた短編を、書きたくなりました。

 確か、それが月曜日だったと思います。その日は月に一度の病院通いの日だったので、歩きながらプロットを考えました。それを頭の中で二晩寝かせて、水曜日に執筆。ただし、調子に乗って夜遅くまで書いていたら体調が悪化したので、あと残り少しというところで断念して、横になり……。書き上げたのが木曜日、推敲して投稿したのが金曜日になりました。

 内容としては、言葉の意味という高尚な(?)スタートだった割に、人妻フェチの雰囲気もある、俗っぽい作品に落ち着いた気がします。


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『電車ガラガラ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054918449899


【一言】

 あまり真面目に考えないでください。


【執筆】

 2020年8月11日。


【初出】

「カクヨム」2020年8月11日。

(2020年8月13日「小説家になろう」に、2021年5月9日「NOVEL DAYS」に転載)


【生まれた経緯】

 Twitterで「電車ガラガラ」という言葉が流れていたのを見て、書いてみたくなった短編です。一種の時事ネタでしょうか。

 出オチっぽいコメディになりました。


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『さそり座のサンタクロース』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055111498377


【一言】

 PCRについての説明あり。


【執筆】

 2020年12月3日。


【初出】

「カクヨム」2020年12月4日。

(2021年5月31日「小説家になろう」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 Twitterで流れていた動画の字幕で「あっ、そりだ! サンタさんが乗ってる!」みたいなセリフを「あっ、さそりだ! サンタさんが乗ってる!」と見間違えたのが、そもそもの発端です。そこから「さそりに乗るサンタ」の物語を書こうとしたのですが、うまく思いつかず……。

 10日くらい経ってから、「さそりに乗るサンタ」は諦めて、さそりとサンタだけ作品タイトルに入れる形で考え直して、このような作品が出来上がりました。


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『カップルだけを狙う幽霊』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055452501858


【一言】

 オーソドックスなホラー……のつもりなのですが。


【執筆】

 2020年12月29日。


【初出】

「カクヨム」2020年12月30日。

(2021年3月26日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 インターネットでホラー動画を見ていた時に思いついた物語です。ただし、その時は「でもこれでは、かなりありきたりな展開だな?」と感じて執筆には至りませんでした。

 構想メモとしては残しておいたので、突然「何か短編を書きたいなあ」という衝動が湧いてきた際、それを形にしました。結果的には、最初に思いついた物語とは、かなり違うものになった気がします。

 とはいえ、「この作品ならではのアピールポイントがない、オーソドックスなホラー短編」という点だけは、最初から一貫していると思うのですが……。どうでしょう?


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『コロナ禍の海水浴場』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055637078446


【一言】

 こんな夢を見た。


【執筆】

 2021年1月12日。


【初出】

「カクヨム」2021年1月12日。

(2021年3月27日「小説家になろう」に、2021年5月10日「NOVEL DAYS」に転載)


【生まれた経緯】

 朝見た夢の一部を元ネタにしました。夢の前半部も含めたら、理解できないからこそ怖いという、サイコパスを描いた物語になるのですが……。夢特有の支離滅裂さにより、いきなり最後に出てきた場面転換。短編小説としては、その最後の場面だけ切り取った方がスッキリまとまる、と考えて、少し状況説明を加えて、このような形で仕上げました。


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『わが隊を統率するは不敗騎士』

https://kakuyomu.jp/works/16816452218317828396


【一言】

 元々は「5分で読書」短編小説コンテスト用のプロットでした。


【執筆】

 2021年1月24日から1月26日。


【初出】

「カクヨム」2021年1月27日。

(2021年3月27日「小説家になろう」に、2021年9月15日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 元々は「5分で読書」短編小説コンテストの「最後はかならず私が勝つ(どんでん返し)」部門応募用に考えた物語です。「最後はかならず私が勝つ」という逆転勝利から考えていったら、自分的に納得できるどんでん返しにはならず、また6,000文字以内という文字数制限も心配だったため、書かずに放置していました。カクヨムコン短編に出すならば特にテーマはないし、文字数も1万文字まで書けるので、ようやく執筆。結局、約7,000文字の短編になりました。

 構想当初の「自分的に納得できない」という気持ちは減って、私としては「面白い」と思える作品になりました。あくまでも「私としては」なのですが。


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『リレーのバトンを渡すみたいに』

https://kakuyomu.jp/works/16816452218331183372


【一言】

 構想のきっかけは、数ヶ月前に見た夢。でも数ヶ月も放置するのではなく、その日のうちに書くべきだったかもしれない。


【執筆】

 2021年1月27日。


【初出】

「カクヨム」2021年1月27日。

(2021年3月27日「小説家になろう」に、2021年9月8日「エブリスタ」に、2022年5月14日「NOVEL DAYS」に転載)


【生まれた経緯】

 8月半ばの出来事です。「足の爪そろそろ切らなきゃ」と思って寝たせいか、足が大事なアスリートになった、という夢を見ました。

 夢の中で感じた、スポーツ選手が走っている感覚。これを活かそうと思って考えたのが、運動会を舞台にした恋愛短編でした。しかし、その時は「もう少し待てばスポーツの秋、相応しい季節になるから、それから書こう」と保留にして……。

 いつの間にか、すっかり冬になってしまいました。来年まで保留にするのも何なので、少し季節外れですが、短編として書いてみました。

 構想のきっかけだった『スポーツ選手が走っている感覚』は完全に忘れてしまい、骨組みのプロットだけで書いた感じですが……。これはこれで、構想段階よりは別の肉付けが加わって、自分では気に入っています。ある意味、いかにも私の短編らしい短編になったかもしれません。


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『夜中に鍋を食べながら勉強すると効率が良い』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426965138176


【一言】

 そんなやつおらんやろ、と作者自身がツッコミを入れたくなるような主人公。


【執筆】

 2021年8月26日。


【初出】

「Prologue」2021年8月26日。


【生まれた経緯】

 発想のきっかけは、確かTwitterで見かけた漢字2文字の単語だったはず。ただし、思いついた時にすぐ執筆ではなく、そのうち書こうと思ってメモしたまま、しばらくそのままになっていました。

 実際に書いてみたら、ほぼ2,000文字。せっかくなので2,000文字以内に収めて、2,000文字以内限定の小説投稿サイト「Prologue」初出にして、その2日後にカクヨムに転載しました。


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『隣の女子大生がシャワーを貸してくれた』

https://kakuyomu.jp/works/16817330647913119623


【一言】

 隣の住民がこんな女性だったら楽しい? あるいは困る?


【執筆】

 2022年10月1日。


【初出】

「カクヨム」2022年10月1日。

(2023年1月3日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 ネットで見かけた「隣の女子大生から『シャワー貸してください。お礼に食事をご一緒します』と言われたらどうする?」という話が元ネタです。図々しい女を想定していたようですが、それを読んで「逆に借りる方だったらどうなるか、しかも女子大生の性格も逆に魅力的だったら」と思いつき、こんな物語が出来上がりました。


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『僕の彼女はロングヘアーでミステリアスでちょっとツンデレ?』

https://kakuyomu.jp/works/16817330650818452955


【一言】

 元々は「ロングヘアー」「ミステリアス」「ツンデレ」というお題の三題噺で考えた物語。


【執筆】

 2022年12月17日。


【初出】

「カクヨム」2022年12月17日。

(2023年6月14日「エブリスタ」に、2024年5月5日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 元々は「NOVEL DAYS」のコンテスト(三題噺バトル 第1回お題「ロングヘアー」「ミステリアス」「ツンデレ」)応募用に、おそらく4月頃に考えた短編のようです。

 メモの記述によれば、オーソドックスに3つのお題全てを同一人物として発想。だたし、それぞれのお題の使い方が弱いと感じて、没にしたみたいです。

 結局そのコンテストには別の2作品を書いて応募しているので、この物語に関しては考えたことすら忘れていましたが……。PCの中にあったメモを昨日たまたま発見。メモには数百文字程度のプロットも残っていたので、せっかくなので形にしてみました。


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『高校生メーカー [Ver. N]』

https://kakuyomu.jp/works/16817330651126578015


【一言】

 元々は「ゲーム」というテーマで考えた物語。


【執筆】

 2022年12月24日から12月25日。


【初出】

「カクヨム」2022年12月26日。

(2023年7月2日「小説家になろう」および「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 元々は「光文社ショートショート 第19回募集テーマ《ゲーム》」応募用に考えた物語でした。そちらの応募締切は6月末だったので、ちょうど半年くらい前です。

 第15回から応募し続けていた短編コンテストですが、結局この第19回はひとつも応募しないうちに終わってしまいました。せっかく考えたのに没にした理由としては色々ありますが、とりあえずPCの中のメモに約300文字の簡単なプロットが残っていたので、今回それに基づいて書いてみました。

 なお「光文社ショートショート」に出すのであれば6,000文字以内に収める必要がありますが、今回の執筆では1万文字ギリギリになりました。もしも応募用に執筆していたら、規定の文字数まで削るのに苦労したでしょうね。


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『白いポメラニアンの女』

https://kakuyomu.jp/works/16817330661909826534


【一言】

 8月10日は「ハット(帽子)の日」。


【執筆】

 2023年8月14日。


【初出】

 2023年8月14日。

(2023年10月25日「エブリスタ」に、2024年5月18日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 元々は「ご当地怪談」企画参加作品として8月10日に投稿するつもりで、8月10日が「ハット(帽子)の日」なのを発想のきっかけにして考えたのでしたが……。

 内容的に特定の地域には結び付かないため「ご当地」小説としては没。また「怪談」としてもそれっぽい存在が登場するだけで怖くないから没。

 それでも、せっかく考えた以上、完全に捨ててしまうのは勿体ない。だから「ご当地怪談」云々は忘れて、しかも3日も遅れてしまいましたが、とりあえず書いて投稿しておきました。


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『アポトーシスで永遠を』

https://kakuyomu.jp/works/16817330668304039073


【一言】

 まだ現役の研究者だった頃に考えたネタ。


【執筆】

 2023年12月12日から12月27日。


【初出】

 2023年12月29日。


【生まれた経緯】

 SF短編を書きたくなったのですが、最初に「書きたい」と思ったタイプの物語は全く思いつかず……。結局「ウイルス関連にしよう」と思い直し、それでも何も思いつかなかったので、二次創作時代に考えたネタを引っ張り出してきました。


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『みんな事故で死んじゃったの!』

https://kakuyomu.jp/works/16818023212663198225


【一言】

 現実的な怖い話。


【執筆】

 2024年1月29日。


【初出】

 2024年1月30日。

(2024年7月6日「小説家になろう」に、2024年11月15日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 インターネットを見ているうちにふと思いついた短編です。1,000文字程度の掌編のつもりでしたが、それほど短くまとめられませんでした。

   

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