【短編】それ以外の短編コンテスト応募用

   

 カクヨムでもなく、他サイトでもなく、つまり小説投稿サイト以外のコンテンスト。いわゆる公募というものに相当するのでしょうか。

 そのような短編コンテスト応募用に書いた作品をまとめました。

 小説投稿サイトのコンテストとは異なり、落選すると応募先では作品を公開してもらえません。作品公開のためには、自分で別のところへWEB投稿しなければなりません。「執筆」と「投稿」の間に「応募」が挟まる形になるので、初出日に加えて応募日も記載しておきます。


 なお、他のページはカクヨム投稿順に記載していますが、ここでは応募したコンテストごとにまとめています。その方がわかりやすいと思うので。


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『猿鶴合戦』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426665064403


【一言】

「第7回ブックショートアワード」応募用。


【執筆】

 2021年2月11日から2月12日。


【応募】

 2021年2月13日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年5月21日。


【生まれた経緯】

 昔話や民話などをテーマにしたコンテストで、3作品応募したうちの1作品目です。

 昔話テーマというと、浦島太郎ネタの『鶴と亀が滑った』や桃太郎ネタの『現代むかしばなし「メロン太郎さん」』をカクヨムに投稿しています。それらとは違う題材として、今回は猿蟹合戦で書いてみました。でも「無理して昔話を使った」感もあって、今思えば料理の仕方が悪かったような気が……。


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『ほくろとり娘』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426829631293


【一言】

「第7回ブックショートアワード」応募用。


【執筆】

 2021年3月7日および3月11日。


【応募】

 2021年3月21日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年5月21日。


【生まれた経緯】

 同じく、昔話や民話などをテーマにしたコンテストです。3作品応募したうちの2作品目です。

 今回はこぶとりじいさんで書いてみました。昔話のパターンそのままでは面白くないし、かといって違いすぎると元ネタ要素が薄くなるので、匙加減が難しいですね。

 細かい部分では気に入っている点もあるのですが、全体としてはこれも「無理して昔話を使った」感もあって、あまり出来が良くない気がします。


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『SF浦島太郎』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428178679109


【一言】

「第7回ブックショートアワード」応募用。


【執筆】

 2021年3月29日。


【応募】

 2021年3月30日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年5月21日。


【生まれた経緯】

 同じく、昔話や民話などをテーマにしたコンテストです。3作品応募したうちの3作品目です。

 浦島太郎を元ネタにしていますが、同じ浦島太郎で、コンテストや企画とは無関係に、カクヨムに短編投稿したこともありました。それは現代ドラマだったので、今回は全く違う方向性として、SFにしてみました。


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『小説家きぬやまサトの誕生』

https://kakuyomu.jp/works/16816452221484217753


【一言】

「光文社ショートショート 第15回募集テーマ《誕生》」応募用。


【執筆】

 2021年4月27日。


【応募】

 2021年4月28日。


【WEB初出】

「カクヨム」2021年7月10日。

(2021年7月24日「小説家になろう」に、2021年11月10日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 同じ「誕生」テーマで3作品応募しました。そのうち1作品目です。

 あまり素直に「誕生」テーマから考えたら他の応募者とネタ被りするだろう。文章力に自信がないのでネタ被りだけは避けたい。そう思った結果、どうやら捻りすぎたようです。よりにもよって、「誕生」で真っ先に頭に浮かんだ物語がこれとは……。


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『タイムマシンが生まれたら』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428208026414


【一言】

「光文社ショートショート 第15回募集テーマ《誕生》」応募用。


【執筆】

 2021年5月6日から5月7日。


【応募】

 2021年5月8日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年7月10日。


【生まれた経緯】

 同じく「誕生」テーマで応募した2作品目です。

 作品タイトルにあるようにタイムマシンの「誕生」に関する物語ですが、ただそれだけではなく、作中の主要人物たちの「誕生」の意味も含めたダブルミーニングのつもり。そんな思いつきから書いた短編でした。


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『今期は婚期』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429326525876


【一言】

「光文社ショートショート 第15回募集テーマ《誕生》」応募用。


【執筆】

 2021年5月8日。


【応募】

 2021年5月8日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年7月10日。


【生まれた経緯】

 同じく「誕生」テーマで応募した3作品目です。

 昭和の時代には『スター誕生!』というテレビ番組もありましたし、そのような「誕生」の使い方もアリだろう。そう考えて書いた作品です。


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『素晴らしい劇場』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429179933627


【一言】

「光文社ショートショート 第16回募集テーマ《劇場》」応募用。


【執筆】

 2021年8月20日から8月21日。


【応募】

 2021年8月22日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2021年11月28日。


【生まれた経緯】

 前回は他の応募者とのネタ被りを恐れて、テーマの「誕生」を少し捻った形で使いましたが、今回はストレートに「劇場」を舞台にした物語を書きました。

 落選はしたものの、『優秀作には選ばれませんでしたが、それぞれに魅力があって印象に残った作品』という枠に入って、短い講評だけは掲載されたので、この方向性で良かったのだと思っています。


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『池のほとりで絵を描く女』

https://kakuyomu.jp/works/16816927862943004435


【一言】

「光文社ショートショート 第17回募集テーマ《絵》」応募用。


【執筆】

 2021年12月28日。


【応募】

 2021年12月31日。


【WEB初出】

「カクヨム」2022年4月29日。

(2023年6月14日「エブリスタ」に、2024年5月5日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 執筆当時の少し前に見たアニメで、絵を描く女性がゲストヒロインとなるエピソードがありました。その影響が少しあって、こんな物語を思いついたのかもしれません。

 オチとしては、よくある定番パターン。でもこういうのは『オチ』に至る過程が大事なのだろう。そう考えて、思い切って書いてみました。


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『花泥棒は絵泥棒』

https://kakuyomu.jp/works/16816927862979364258


【一言】

「光文社ショートショート 第17回募集テーマ《絵》」応募用。


【執筆】

 2022年1月15日から1月16日。


【応募】

 2022年1月16日。


【WEB初出】

「カクヨム」2022年4月30日。

(2023年6月11日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 同じテーマでもうひとつ。執筆そのものは1月半ばでしたが、元々の発想は11月末だったので、実はこちらの方が先に考えた作品になります。

 上記作品『池のほとりで絵を描く女』の定番パターンは、ある意味オカルト要素みたいなものですが、そのたぐいの設定は使わずに現実路線で。さらに、できればミステリ作品として書いてみたい、という方向性で考えたら、頭に浮かんできた物語でした。


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『坂田くんと長山くん』

https://kakuyomu.jp/works/16817330652163999559


【一言】

「光文社ショートショート 第18回募集テーマ《ともだち》」応募用。


【執筆】

 2022年2月24日。


【応募】

 2022年2月27日。


【WEB初出】

「エブリスタ」2022年10月27日。


【生まれた経緯】

 元々別のコンテスト応募用に考えた物語であり、そちらのテーマは「卒業」でした。

 卒業から素直に考えて卒業式、そこで起きるイベントを想像すると、真っ先に頭に浮かぶのは恋愛関連。そこから少し捻って考えたら浮かんできた物語でしたが……。

 これでは卒業要素が話のスタートだけ。むしろ二人の友人関係が内容的にはメイン。ちょうど同じ時期にこちらで「ともだち」テーマがあり、こちらでも何か応募しようと思っていたので「ならばこの物語は『ともだち』の方へ」と思い直し、こちらに応募用の執筆となりました。

 結果的にこちらでは一次選考を通過できたので、正しい判断だったのでしょうね。


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『家電の反乱』

https://kakuyomu.jp/works/16817330659638844880


【一言】

「光文社ショートショート 第21回募集テーマ《家電》」応募用。


【執筆】

 2023年3月30日。


【応募】

 2023年3月31日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2023年6月11日。


【生まれた経緯】

 電子レンジや冷蔵庫、クーラーや洗濯機なども「家電」ですが、それら個別の名称ひとつでなく総称的な「家電」がテーマとなっている以上、複数の家電を含めたり、新しい家電を創造したりする必要があるのではないか。

 そんなことを考えたら発想が狭まってしまい、こんな物語しか思いつきませんでした。


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『箱を叩くと子猫が二匹』

https://kakuyomu.jp/works/16817330668703314830


【一言】

「光文社ショートショート 第20回募集テーマ《箱》」応募用。


【執筆】

 2022年10月29日から10月30日。


【応募】

 2022年10月31日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2023年6月11日。


【生まれた経緯】

 テーマ「箱」からまず頭に浮かんだのが「箱に入る」と「箱になる」の二つの方向性。さらに、何か特殊な機能のある「箱」を想像して……。そんな箱に入ることが話を動かすきっかけとなるような物語にしてみました。


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『ある朝起きたら彼女が箱になっていた』

https://kakuyomu.jp/works/16818023212239908875


【一言】

「光文社ショートショート 第20回募集テーマ《箱》」応募用。


【執筆】

 2022年10月30日。


【応募】

 2022年10月31日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2023年6月11日。


【生まれた経緯】

 テーマ「箱」で考えた2作品目です。最初に頭に浮かんだ二つの方向性「箱に入る」と「箱になる」のうち、1作品目が「箱に入る」だったので、今度は「箱になる」で物語を作りました。


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『そんなに急いでどこへ行く』

https://kakuyomu.jp/works/16817139554788859703


【一言】

「ちくま800字文学賞」応募用。


【執筆】

 2022年3月13日。


【応募】

 2022年3月13日。


【WEB初出】

「カクヨム」2022年5月21日。

(2022年7月24日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 インターネットでご近所トラブルの話を見かけました。確か「同じマンションの隣人がろくに挨拶しない」という内容で、最終的には書き込み主の方が非常識だった、というオチだったと思います。

 それと具体的な内容は全く異なりますが、「同じマンションの隣人」という設定から想像して、こんな物語を考えてみました。


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『俺の顔に何かついてる?』

https://kakuyomu.jp/works/16817139554794022018


【一言】

「ちくま800字文学賞」応募用。


【執筆】

 2022年3月15日。


【応募】

 2022年3月15日。


【WEB初出】

「カクヨム」2022年5月21日。

(2022年7月24日「小説家になろう」に、2022年11月22日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 朝、出かける直前に思いついた物語です。おそらく急いでいたのでしょうね。だからこんな内容になりました。


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『黒い子が私のあとをついてくる』

https://kakuyomu.jp/works/16817139554794336099


【一言】

「ちくま800字文学賞」応募用。


【執筆】

 2022年3月29日。


【応募】

 2022年3月29日。


【WEB初出】

「カクヨム」2022年5月22日。

(2022年7月24日「小説家になろう」に、2024年6月14日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 もちろん細かい点は異なりますが、インターネットで見かけた画像が発想の契機になっています。どんな画像だったのかを書くとネタバレになってしまうので、これ以上の詳細は伏せておきます。


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『夜の近道』

https://kakuyomu.jp/works/16817330660501322202


【一言】

「PHP研究所『ラストで君は「まさか!」と言う』文学賞」応募用。


【執筆】

 2023年5月31日。


【応募】

 2023年5月31日。


【WEB初出】

「小説家になろう」2023年7月16日。


【生まれた経緯】

 発想の契機となるような具体的なテーマは与えられていませんが「ラストに『どんでん返し』があること」「4000字以内の児童向け短編小説」「主人公の年齢は小学生から高校生まで」「読者対象年齢は小学校高学年以上」という指定のあるコンテストでした。

 だから児童向けを意識しよう、というのが発想の基本コンセプトです。文体をそれっぽくしたり、子供に対する教訓を含めたりしたつもりですが……。肝心の『どんでん返し』が弱すぎたかもしれません。残念ながら一次選考の時点で落選でした。

   

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