7:タイトル
Xにこの原稿を見せた所、鼻で笑われつつ、何故こんなタイトルにしたんだ? と聞かれた。
これは某社員に、この原稿を読んでもらった折に(前述の、初日に重役連中に怒られていた、うちの社員の彼である)、タイトルが固すぎる、と言われたのだ。
ちなみに、最初のタイトルは『618回顧録・あるいは熟成ゾンビについて』だった。
彼は、若い人こそ、これを読むべきだと思います、と今のタイトル『うちの地元に現れた~』を提案してきたのだ。
私は、なんだか一昔前のラノベみたいじゃないか、と苦笑した。彼も、まあ、今更こんな長ったらしいタイトルもどうかと思いますが――と笑い、こう付け足した。
「でも、これが全てでしょう?」
その通り!
連中がカラッカラだったから、私はこれを書いているのである!(彼の給料をちょっぴり上げたのは、重役たちには、内緒だ)
了
うちの地元に現れたゾンビがカラッカラだった件について 島倉大大主 @simakuradai
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