この世界は、懐かしくも新しい

この小説の世界へ、ふと足を踏み入れてみれば――
広がっていたのは何処か懐かしさを覚える、けれど間違いなく見たことが無い世界でした。
とにかく、綿密に、繊細に組み上げられた独特の世界観、それが最大の魅力である作品です。
その世界は、昨今のライトノベルではもちろん、文芸の世界全体で見てもあまり見られないような……そんな印象でした。
個人的には、某28番目の鉄の人のイメージが何故だか重なりました。
小説ではなく、古き良き特撮作品を観賞しているような……そういう楽しさを感じられる作品です。
好きな人には途轍もなく琴線に響くと思いますので、一読を!

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