『幸』住むと

 やさぐれるカタリの姿とあくまで前向きな(そして飴と鞭をしょっちゅう間違える)バーグの組み合わせが道中を盛り上げる。
 自分の作品を振り返って『だからなんなんだ』という気持ちになってしまうことは多々ある。これほど情報のあふれかえった社会ではなおさらだ。
 だからこそ、本作で得られる結論が光り輝く。