魔剣の勇者

　短い話にもかかわらず、世界に引き込まれます。キャラクターはもちろん、何よりも文章のテンポがよく、気づけば読み終わっていた、という感じでした。

　短い内容ですが、正統派の主人公はもちろん、それと対になる魔剣にも好感を持てました。この王道感がたまりません。もし、続きがあるのなら、是非とも読みたい作品です！

　コレっ。なんといってもこのセリフ。ああああ、右手がうずく（違　キャラクターと人間関係と舞台装置だけを区切りの良いところまでで説明してあります。まさに壮大な物語の書き出し。
　本当は。企画の趣旨からいえば、規程の文字数で完結すべきなのでしょう。最後の一文とともに作品世界も閉じるのが、短編の妙といえばその通り。でも、そこを逆手にとって、広い世界と遠い道といっぱいの可能性を「ばあっ」と広げて見せるのも、交流から創作を広げる「カクヨム」ならでは。繋がってゆく「物語」をも一緒に見せてくれるような。あるいは「私も書いてみたい」という気持ちをかき立てるような。そんな素晴らしい「ファースト・エピソード」で…続きを読む

第1話っぽい小説です。
勇者と魔剣との出会いの回です。
きっとこれから勇者として成長して、
魔剣と一緒に笑える旅をするんじゃないかと思わせます。
美人のお母さんも気になるところ。
残念ながら登場しません。

剣と魔法の世界
誰かのために立ち向かう勇気は力になる。
勢いのあるワクワクするファンタジーはこちらです。

４０００文字という少な目の文字制限の中で読み応えのあるファンタジー。
ジャンプとかに掲載されてそうななストーリー展開で好感が持てます。