確かにおくりはしたものの

 切れそうで、切れなさそうで、やっぱり切れた糸。
 飲み友という主人公の弁ながら、何度かは肌を重ねた経験があったかもしれない。知り合った縁も、本人が覚えてないだけで、同級生だったことがあるかもしれない。同じバイト先の違う部署かもしれない。
 様々な『かもしれない』を包み込む、ブルースターの青。