概要
入学式当日。私は図書室の妖精に出逢った。
東京都立豊玉高校は歴史のある学校のせいか、図書室の蔵書は古くからあるものが多い。
在校生の間では「図書室には妖精が住み着いていて、古い本の修理をしている」なんていう怪談話がまことしやかに囁かれるほどだ。
今春に豊玉高校に入学した私、富田詩央(とみたしお)は入学式が終わった後、教室の喧騒から離れようと図書室にクラスメイトと共に入る。
司書の先生以外誰もいない図書室で、詩央は突然「新入生か、入学おめでとう」と明瞭なアルトボイスで呼びかけられ――
※カクヨム3周年記念選手権~Kakuyomu 3rd Anniversary Championship~ 9日目の参加作品です。
在校生の間では「図書室には妖精が住み着いていて、古い本の修理をしている」なんていう怪談話がまことしやかに囁かれるほどだ。
今春に豊玉高校に入学した私、富田詩央(とみたしお)は入学式が終わった後、教室の喧騒から離れようと図書室にクラスメイトと共に入る。
司書の先生以外誰もいない図書室で、詩央は突然「新入生か、入学おめでとう」と明瞭なアルトボイスで呼びかけられ――
※カクヨム3周年記念選手権~Kakuyomu 3rd Anniversary Championship~ 9日目の参加作品です。
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