キミラノ、ボクリア

水無月冬弥

プロローグ ラノベ好きの少年

ラノベのような世界


それが異世界であれ、SFであれ、またはラブコメやホラーであったとしても……

平凡な、平凡すぎる僕はラノベのような世界に憧れていた。


だからこそ、僕はラノベを読んだ。

ざまざまな世界、キャラクター、物語


作品を読み、その物語と一体となることで、僕は平凡な世界から、魅力あふれる物語の世界へとその身を委ねることができる。


それが幸せだった。




それだけが幸せだった。

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