彼女に捧げるオムライス

小学生、中学生、高校生、大学生、そして現在…日々の移り変わりと、細やかな描写が美しいです。そして読んだ後に、再度読み返すと気が付く違和感。

プロローグの「作っていたのはチキンライス。作りたいのはオムライス」という文が印象的です。でも、オムレツを作るのが上手くいかない主人公。
チキンライスとオムレツが上手くかみ合ってオムライスになる。でも、上手くいかないのは…?
ここに作者さんの暗喩を感じました。どうですかね、あってますかね。