人々を守れなかった少年はいつしか、何もできない青年になった。

彼の存在こそが、勇者。
獣を倒した人よりも、きっと彼の方が強いのでしょう。
何よりも、心が。
己の無力を知り、絶望を知るからこそ、彼は世界を救えたのだと思います。
鮮やかな顛末、ぜひご一読ください。

その他のおすすめレビュー

吉晴さんの他のおすすめレビュー33