獣の設定、オチの作り方、主人公の立ち位置、全てが完璧でした。もっと細かく色んな獣を出した長編版も見てみたい。
本編は短編なので、展開が素早く、結論も早いです。よって、作者が何を言わんとしているか、直に伝わります。泣きたいなら、読みましょう。わたくしは泣きました。ダークな世界も好き。
人間と獣。魔物から身を守るため、体の一部を獣に差し出した。魔物を難なくやっつける獣。人間はピンチになる度に体の一部を差し出した。面白い設定です。ラスト、こうきますか。ダークファンタジー好き必見。
どこかの部族の神話のような、皮肉が効いた世界観に魅せられます。
彼の存在こそが、勇者。獣を倒した人よりも、きっと彼の方が強いのでしょう。何よりも、心が。己の無力を知り、絶望を知るからこそ、彼は世界を救えたのだと思います。鮮やかな顛末、ぜひご一読ください。
ダークな幸福な王子みたいになるのかなと思って読んでました。でも、良い意味で予想を裏切られました!とっても面白いダークファンタジーに仕上げられています。必見です!
一人の力なき勇者と力の獣。世界を救う対価は己が身体。世界を救う度に勇者は力を無くしていく。その末路は、果たして平和なのか、虚無なのか。***久々キタコレ。心臓鷲掴みハイファンタジー。これだよこれこれ! こんなファンタジーを探してたんだよありがとう!!!素晴らしい。たった一度読んだだけで脳裏に刻みつけられる最高のファンタジー。これがハイファンタジーだ!!!
最後の締め方が完璧だと思いました。久しぶりにすごいいい作品に出会った気がします。ただただすごい。うまい。個人的には星を5つつけたいくらいです