更新の度、続きが待ち遠しくなる

主人公アベルも勿論ですが、この物語を織りなす主人公以外の登場人物達の描写が色濃く、それぞれのストーリーが欲しくなってしまうほど魅力的です。
きっと多くの人が求めつつもどこか忌避してしまうであろう人間の剝き出しの激情、特に情欲や怒りを、生々しく、時には迂遠な表現で巧妙に描写されているので、想像を掻き立てられ、没入してしまう、そんな作品です。
ぜひ二度、三度と読み返してみてください。

擬音語・擬態語が使用されているのは感情表現くらいでしょうか。それもごく僅かです。著作者様のこだわりが垣間見えるような気がしました。

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