収まりのつけ方

 中々に粋なお話だった。主人公の心情も良くわかるし、不器用な夫の言動も活写されている。
 話の隠れた中心になるのはお嬢さんであり、ああした筋とフクロウの演出が憎い。
 大胆不敵な話ではないが、ささやかながらも貴重な幸せを教えてくれる。