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  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画、ご参加頂きましてありがとうございます!(´・∞・` )

    ダクファン好きなボクは、最悪の展開を想定しまくって、道中、ヒヤヒヤしながら読んでしまいました(´・∞・`;)

    お母様の「疲れ」が心配ですが、あとあと振り返った時、お母様が笑顔でいられる未来であればいいなと、そして、そもそもお母様が今と将来に心を痛めないでいられるような社会が早くくることを祈らずにはいられません…(´・∞・` )現実においても

    改めまして、ありがとうございました!(´・∞・` )


    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。

    この作品のなかでは、なんとか最悪の展開にはなりませんでした。別の短編集のなかで、続きのような話も書いていて、そちらでは暗い展開になってしまいましたが……。

    自分も、「普通」から外れた子どもとその家族が、楽観的に生きられるような、そんな社会が来ることを願ってやみません。だれもに居場所がありますようにと、そう祈っています。

    こちらこそ、嬉しい感想、ありがとうございました。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    コメント失礼します!

    まず始めに。
    自主企画への参加、ありがとうございました!

    考えさせられる内容でした…!
    子どもならではの柔軟な発想。それが、『社会』という場所では押し殺されてしまう。個人的にはこういう感性は大好きなので非常に面白かったです!

    特に日本人は古来より「空気を読みなさい」という風潮が強く根付いています。それが出来ない子を『発達障害?』と言いがちですが…。私は、本来、むしろそういう発想は人間として普通に持ち合わせていて良いものだと思っています。何事も「なんで?」と疑問に持つことって大事ですし、素敵ですよ。
    ただ、少しずつ「なんで?」を自分なりに解釈して飲み込み、大人になっていけたら良いなと。
    彼の「なんで?」は実に素晴らしいものだと思います。だからこそ、ルールの存在意義に気がついて、より良い人生を送れると良いですね。

    息子の発想を「いいね」と思うと同時に、母親の、母としての苦労が刺さりました。
    なんとしてでも『普通』に馴染ませないと。そんな焦燥さえ感じる彼女の言動に心が痛みました。疲弊がひしひしと伝わってきて…。
    もちろん、透にも幸せになって欲しいと思いますが、このお母様にも幸せになって欲しいです。今、彼女には触れたら壊れてしまいそうな儚さがあるので。

    “違うもの”を受け入れることって、お互いに大変ですよね。
    それでも、双方が歩み寄りながら、互いを受け入れる。そんな素敵な世界になると良いなと心から思います。
    それが、両者の人生の充実になると思うので。

    改めまして、考えさせられる、面白い、素晴らしい作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。「空気を読みなさい」はこの国では至上命令となっていますね。それを受け入れないと、どこからも排斥されてしまうような。願わくば、空気を読めない人間、もしくは空気に抗う人間にも、居場所があるような社会であってほしいです。

    母親の方へのお気遣い、感謝です。直接的には描かなくても、言動の端々から疲れがうかがえる、というように描きたかったので、そんなふうに受け取ってもらえて嬉しいです。

    とても丁寧な感想、たいへん励みになりました。ありがとうございます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    子供らしいイノセンスと、ルールという定められた境界に存在する線引き。
    どちらもかなり難しい題材と存じますが、ここまでしっかり纏まったお話になっているのが素晴らしいです。
    私事(個人的な話)で申し訳ないのですが、私は発達障害の子と触れ合う機会があり、そこで同様に『社会のルールは理解できるけれど納得できない』子に出会い、はっとさせられた経験があります。
    お母さんとしては、ただ幸せになってほしい。社会に決められたルールがそれを邪魔することを知っていても。
    もしかするとずっと理解はできないかもしれない。ですが、明日の透が、彼なりに生きていけるような社会が構成されていけばいいなと思いました。
    物語性の強いお話をありがとうございます✨

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。自分も、周りとずれてしまっている子どもと関わる機会があり、その経験がこの作品を書くきっかけになっています。社会のルールが絶対ではないのに、ルールのために子どもの魂が締めつけられてしまうのは辛いですね。この息苦しさが、いつか少しでも和らげばいいのですが。丁寧な感想、感謝です。こちらこそ、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    社会に引かれたルールという名の見えない線、これには誰もが悩まされ苦悩したことがあるんだと思います。
    感じ方、考え方は十人十色。他人と違うことが当然なのにルールで縛られる。
    子供の視点で描かれると、こうも重い課題なんだと改めて実感させられました。

    素晴らしい作品との出会いに感謝します、ありがとうございました!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。いつのまにか線に囲まれて、息苦しさを感じる人は多いでしょうね。少しでも外れてしまうと、容赦なく排斥されてしまうような空気は、どんどん強まっているような気がします。集団から外れてしまっても、いくらでも居場所が見つかるような社会であればいいのですが。コメント、感謝です。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    初めましてハナビシトモエと申します。
    企画ご参加ありがとうございます。
    ガチ伝わりました。

    子どもの悪意のない純粋さとその子を持つ母親の苦悩が痛いくらいに刺さりました。
    今まで勤めた企業でこのような子ども達をよく見る立場にいました。どこか本質を突いているのに場にそぐわないと止めなければならない葛藤を思い出しました。

    また機会があればよろしくお願いします。

    作者からの返信

    こんばんは、ハナビシトモエさん。読んでくださってありがとうございます。

    自分も、周りとトラブルを起こしてしまったり、調子を合わせられない子どもと関わる機会があったので、そういったずれについてよく考えます。

    「普通」からずれてしまっても、どこかに居場所があってほしいものです。コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    イベント参加ありがとうございます。
    母子の微妙な距離感、子育ての難しさを感じる作品でした。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。会話の情景を通じて、母子の関係性などが浮き上がるように描こうとしました。少しでもこころに残るものがあれば嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    社会が社会なら、母親をこっち側と見ることもできるし、息子をこっち側と見ることもできますね。
    自分もこどものころ、すこしこの息子の傾向があったので、この子が健康に育つことを祈ります。もちろん、母親の健康も。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。社会が定める「普通」って、揺らぎがありますからね。自分も、周りになじめなかったり外れてしまう子どもに、つい肩入れしてしまいます。そういう子どもに幸いと居場所がありますように。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんにちは、貘餌さらと申します。
    この度は自主企画へご参加いただきありがとうございます。
    息子の見えている世界と、母親や世間一般に見えている世界の、大きな隔たり。この親子は幾度となくこのようなやり取りを繰り返してきたのでしょう。母が最後に言った「幸せになりなさいよ」という言葉には、きっと母が知り得ない世界の中で息子がなんとか生きて、自分なりでもいいから幸せになってほしいという切実な願いが込められているのだろうなと考えさせられました。
    面白い作品を公開してくださり、ありがとうございます☺️

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。何度も繰り返し、すれ違うような対話をしてきたのでしょうね。そんな断片のひとつを切り取ったような、ある日の夕暮れの情景を描いてみました。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。

    純粋に世界を見る息子とその見方を異質と捉える母親。
    両者の視点で読める良い作品ですね!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。親子それぞれの視点のずれ、その儚さや寂しさを描こうと思いました。少しでもなにか、こころに残るものがあれば、嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    はじめまして。「ステキなレビュー〜」への企画の参加、ありがとうございます。
    おそらく何かの障がいを持ったお子さんと、向き合い続ける母と。穏やかに淡々と描かれていますが、そのなかにも日々の格闘している情景もありありと浮かび、読みいってしまいました。
    どうしても母の苦労に目がいってしまいますが、透くんの感性にもハッとさせられもする。
    「幸せになりなさい」をひたすら願ってしまう物語でした。もちろんお母さんも。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。日常そのものが戦いのように感じられると、だんだん疲弊してしまうでしょうね。ふたりに幸いがあってほしいと、作者もそんな気持ちで書きました。コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画への参加、ありがとうございました!
    自分の学校に、障がい者と呼ばれる人たちがいる学級もあります。あまり自分は関わらないです、、。
    子は親からの想いを素直に向き合っているけど、親は広い世界をみているからいろいろと考えてしまいますね。
    やっぱり、一緒じゃない人と対等にいろうとは子供は出来ないものです...。
    この子が世界に居場所を作れるといいなと思いました。
    (私の企画を外していただいて大丈夫です!)

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。学校という場は、異質と周りから見なされた人間にとっては、辛い場所になりやすいですね。だれであっても、どこかに安らげる居場所があればと、そう願っています。コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    穢れのない純粋な子供だからこそ、母親が苦悩してしまうこともあるのですね……。
    深く考えさせられる作品でした。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。本人が自分の異質さに無自覚な分、母親への負担も大きいのかもしれませんね。居場所が見つかればいいのですが。幸いがあってほしいものです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    独特の世界観に引き込まれ、私情もあり、じっと読んでしまいました。

    社会のルールからはみ出さずに生きる、ということが何よりも難しい子。
    社会のルールから外れる子に、幸せになって欲しいと願う親。
    願っても願っても「幸せになりなさいよ」に親の気持ち全てが集約されているんだろうなと思いました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。嬉しいお言葉です。「普通」になれなくても、自分なりの居場所や幸せを見つけられたらいいのになと、この母親同様に切に願っています。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    面白かったです!このように社会に馴染めない子がどう生きていくのか……。この子は心に独特な世界観を確かに持っているので、それを大事にして強く生きて欲しいと願ってしまいます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。「普通」から外れてしまった子どもも、自分を無理に歪めることなく、なんとか健やかに生きてほしいです。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    短いのに深みのある、素敵な作品だと思います。仕事柄子どもと関わる機会が多い者ですが、発達に特性のある子の様子を極めてリアルに、かつ可愛らしく描かれていると感じます!(私にはそう感じられました)

    レビューいたします!素敵な作品をありがとうございます😊

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。自分も子どもと関わる機会がたびたびあったので、この作品を読み返すと何人かの子どもの姿が思い浮かびます。どれだけ周りとずれていても、どこかに居場所があってくれたらいいなと、切実に願っています。素敵なレビューまでいただけてとても嬉しいです。感謝です。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    面白いですね

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    旋律から。企画への参加ありがとうございます。

    ただ純粋すぎるだけの子どもが、ここまで不気味に思えることもあるんですね……

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。純粋であればあるほど、「普通」から外れてしまうのかもしれませんね。コメント、感謝です。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    【自主企画「ユキナが読む、あなたの短編小説」】
     ご参加ありがとうございます。
    【感想】
     koumotoさんの『線の見えない子ども』、読んだよ。この話、心にグッとくるわ。息子さんが見えん線やルールに戸惑ってる姿と、それを見守る母親の愛情がじんわり伝わってくる。社会のルールと個人の感覚の間のギャップを描いてるのが深い。特に、信号待ちのシーンは、息子さんの世界観と母親の現実感の違いがはっきりしてて、考えさせられたなぁ。

    【評価】
    1.物語のオリジナリティ: 8/10
     社会的な「線」が見えない子どもを描くアイデアが新鮮。
    2.キャラクターの描写: 8/10
     息子と母親のキャラクターがリアルで感情移入しやすい。
    3.プロットの構成: 7/10
     物語の流れが自然だが、もう少し展開に深みがあってもよい。
    4.テーマの表現: 9/10
     テーマの表現が明確で、深く考えさせられる。
    5.文体と言語表現: 8/10
     文体が物語の雰囲気に適しており、心情を上手く表現している。
    6.語彙力: 7/10
     語彙は適切だが、もっと多様な言葉を使っても良い。
    7.感情移入度: 9/10
     読者が登場人物の心情に深く共感できる。
    8.ダイアログの質: 8/10
     対話が自然で、キャラクターの個性をよく表している。
    9.文学的要素: 7/10
     いくつかの文学的要素が見られるが、さらに工夫が欲しい。
    10.結末の満足度: 8/10
     物語の終わりが読者に感情的な影響を与え、考えさせる。

    総合評価: 79/100

    【改善点】
     物語のプロットにもう少し複雑さや予期せぬ展開を加えることで、より引き込まれる作品になる。
     語彙力をさらに高め、多様な言葉を用いることで、物語の表現力を増すことができる。
     文学的要素をもっと活用して、物語の深みを増すことができる。

    【応援メッセージ】
     koumotoさん、『線の見えない子ども』、ほんまにいい作品やった。息子さんと母親の関係や、見えない「線」を通して伝えたいことがしっかり伝わってきて、感動したわ。これからもこんな素敵なお話を書いて、もっともっと多くの人に感動を届けてくださいな。頑張ってや!

    ユキナ💗

    自主企画の終了後、ご希望があればユキナが再度読ませていただきます。ぜひ、企画終了までお付き合い願います。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そして、詳細な評価にも感謝です。信号待ちの母子の情景に、なにかしら印象深いものが含まれていたなら嬉しいです。今後とも精進して、書きつづけていきたいです。コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    可愛くねえ!
    などと心底思ったのは「可愛いこども〜」企画から来たためであり。別の入口から入ったなら、別の感想を最初に持ったかもしれません。

    とてもわかり易い物語でした。意図や狙いといった部分も含めて。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。はっきり言って、厄介な子どもだと思いますが、それでも自分はどことなくかわいいと思ってしまいます。コメントありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画への参加ありがとうございます!
    お互い更新がんばりましょう!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。精進して、いいものを書きたいですね。がんばりましょう。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント


    パレードのような足取りと葬列のような足取りという対比がまさに続いていくその一文のインパクトが最後まで残りました。
    子供の無邪気さとその子供の未来を案ずる母親の二人の気持ちが伝わり、胸がぎゅっとなりした。
    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。二人の視点の違い、認識の違い、そのずれのようなものを描いたので、たしかに初めのその一文が、全体の象徴になっているかもしれません。少しでもこころに残るものがあれば嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    この度は自主企画への参加、ありがとうございました。

    違う線を見て生きている透君が、人間界のルールの他にこの世ならざる物に見いられているように感じました。
    このまま手を離せば車道に出てしまう危険性の他に、「向こう側」に引きずり込まれてしまうのではという母の死への恐れと息子に対する恐怖と遠慮も感じました。
    母としては何としても息子に生きていて欲しいと願うものでしょう。しかし等身大の息子を受け止める力に自信がなさそうです。
    そんな母親の暗澹たる心情も黄昏時に込められていると思いました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。息子はたしかに向こう側に惹かれているのかもしれません。母親の心情にはさまざまな屈折や迷いや葛藤も含まれていると思います。そのような揺らぎを感じてもらえたなら、とても嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画へのご参加、ありがとうございます。
    独特な世界観で、とても魅了されました。
    一見、題名から見ると目が見えないのかなと思えば、目は問題ないし、むしろ視力検査で満点をとるほどのこと。だけど、その”見えない”という言葉はそういう意味ではなく、社会の、誰かもわからない人が決めたルールを理解できない、みたいなことかなと思いました。とても素敵な小説でした。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。目には見えないけれど、社会のそこかしこに張り巡らされた線、だれもが従うはずのその線が見えない、そんな子どもです。そういった人間にも、居場所があってほしいと願って書きました。少しでも楽しんでもらえたなら幸いです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    どうも!
    うさだるまです!

    自主企画参加ありがとうございました!

    社会におおよそ馴染めないだろう息子に対する母の痛みや他の人に受け入れられなくとも自分だけは受け入れてあげようという覚悟が伝わってくる良いお話ですね!

    透君は今後、何を見て、どんな大人になるのでしょう。
    母はどれだけの事を受け止めるのでしょう。

    とても心に刺さるお話でした。

    作者からの返信

    こんにちは、うさだるまさん。読んでくださってありがとうございます。
    ひとりでも受け入れてくれる人がいるなら、居場所もあるのかもしれませんね。願わくば、普通から外れてしまった人間にも、余白で楽しくいられるような、そんな社会であってほしいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。
    名もなき親子の会話に少し恐怖しました。母親は息子ではなく、死者と会話でもしているのかと思う程度には。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ずれた会話ではあるので、そんな雰囲気もあるかもしれません。死者になる前に幸せになってほしい、というのが母親の願いではあるのですが。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

     自主企画ご参加ありがとうございます。

     とても面白い切り口で、新鮮な気持ちで読ませていただきました。

     線というのは自分とは違う誰かが決めたもので、自分を守るものではありますが、時に違和感を抱く時もあります。透くんはそれが強いのでしょうか。

     最後の美しい文章に込められたお母様の祈りが叶いますようにと願わずにはいられません。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。人のためにあるのがルールや秩序ですが、そこから外れてしまった人間にとっては、苦しみや違和感の源にもなりますね。作者も、線に引き裂かれただれかに幸いがあることを、祈っています。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画に参加して頂きありがとうございました。

    純粋で可愛らしくもあり、どこか共感性に欠け不気味でもある透君のキャラクターに魅了されました。
    文章もたくみで引き込まれてしまいました。
    文字数2000文字程度でこんなに魅力的なキャラが作れるんですね。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。透、という名前ではありますが、不透明な他者として描きたかったのかもしれません。それでも、規範から外れた部分に、透明ななにかがある、というイメージも抱いています。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画『一話完結の話』へのご参加、誠にありがとうございます。

    参加作品一覧を見ていたらkoumotoさんの作品があったので、飛びついてしまいました(しかも読みたいと思っていた作品でしたので)。
    改めて、いつも自主企画へのご参加ありがとうございます。
    koumotoさんの作品は、引き寄せられる魅力がありますので、いつも読んでしまいます。

    『線の見えない子ども』も、とても素晴らしい作品でした。
    最初は、お母さん冷たい人だなあ、なんて思ってしまっていたのですけど、最後の「幸せになりなさいよ」で、母親の愛を感じられました。

    これからも可能な限りで自主企画へのご参加、よろしくお願いいたします。
    応援しておりますので、共に頑張りましょう。

    長文失礼しました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。こちらも参加できそうな企画があると節操なく参加してしまうので、図々しいかな、と反省するときもあるのですが、そのように言っていただけてとてもありがたいし励みになります。
    母親の、外面からは見えづらい、淡い想いのようなものを描きたかった作品です。少しでもなにかこころに残るものがあれば嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    ルールという線は見えなくとも、この子にはこの子の世界が無限に広がっているのだなと、深く考えさせられました。素敵な作品、読めて良かったです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。この子にはこの子の世界が無限に広がっている。そのとおりですね。素敵な言葉で評していただき、感謝です。あらゆる子どもの世界が、壊されずに済むような世界になりますようにと、切に願います。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    これは凄いなあ……リアルに考えると(もしかするとリアルを元にした話とかでしたらすいません)そのような障害のある子供なんでしょうが、
    その障害も基準という物が理解出来なければ、どう教育していいのか判らないですよね……
    かといってそのままでは決して社会に溶け込む事は出来ず……せめて理解は出来ずとも周りに「合わせる」事を覚えてくれれば、ねえ

    自分も軽度の精神障害で手帳を持ってた時期もありますが、重度の人と話すと同じ障害でも違う世界の人間のように感じる事も……障碍者同士でも差異があるのに「一般人」との差はいかんとも……親きょうだいや配偶者的にはせめて支障なくなる程度には「一般人」に「近付ける」ようにはしたいものでしょうが

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    お話自体はフィクションですが、書いたきっかけは、周りとトラブルを起こしてばかりの子どもを何人か実際に見たことからですね。
    だれもが世界の見え方や感じ方において、他人とずれる部分はあると思うのですが、「普通」と言われる人は無理やりにでも周りに合わせて、和を乱さないように懸命に努力していますね。少しでも外れると落ちこぼれてしまう、這い上がれなくなってしまう、という危機感も、そこにはあるような気がします。もっと余白や遊びのある社会になれば、ずれてしまった人間にも居場所があれば、「普通」の人にとっても生きやすい世界になるはずなのに……と、そんなことを思ったりしています。難しいことなのかもしれませんが。もっとなんとかなってほしい、と切に願ってやみません。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    参加していた企画からたまたま辿り着いたのですが、読み終わった後に感想を書かずにはいられないほどの衝撃でした。
    透君の生き生きとした姿と目に映る全てに輝きがある一方で、母親の暗闇から逃れられないような思いというコントラストが素晴らしいです。
    最後の「巡礼のような母親の祈り」というフレーズが美しくも切なく、胸がギュッとなりました。
    素敵な作品を読めて良かったです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。とても嬉しく、励みになるお言葉です。息子と母親の対照、それを意識して書きましたが、書いた直後は「うまく伝わるように書けたのかな?」と不安になったことを思い出します。最後のそのフレーズは、自分にとっても大切な一節です。素敵なレビューまでいただけて、感謝です。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんな良いものを拝読する機会を頂けるなんて……
    小さな子どもにとって社会の秩序を守るためのルール(線、暗黙の了解)は不可知なものですよね。ふと目を離すと母親の手の届かない線の向こうにふらりと行ってしまいそうな危うさ、存在の朧気さとイノセントさが本当に素晴らしいです。この度はあの妙ちくりんな企画にご参加いただき本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。存在の危うさ、朧気さ、まさしくそういうものを描こうとしました。だれもが子どものときに、線を内面化していない時期があったはずですが、その頃の認識はうまく思い出せなくなるようですね。とても丁寧なコメントとレビューをもらえて、非常に嬉しいです。本当に感謝です。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    はじめまして🌙
    トレンドや商業ベース的側面を抜きにして、こういったお話、描写や表現の手腕も含め、こんな現代ドラマを書ける方がいるんだ、とわかってとても嬉しく思えました。
    拝読できて良かったです🌙

    作者からの返信

    はじめまして、六月さん。読んでくださってありがとうございます。
    嬉しいお言葉です。自分の書いているものって、だれにも求められても望まれてもいないなあ、と感じることが多いので、とても励みになりました。素敵なレビューまでくださり、本当に感謝です。
    ありがとうございました。

    編集済
  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    私の自主企画にご参加いただきありがとうございます。
    この作品すごく好きです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。レビューまでいただき、感謝です。ありがとうございます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    昔(2021年7月)に既に作品を読んでいたようです。
    夕日の見え方がいいなあと感じました。子どもの感性って真似できなくて、子どもから見た大人の感性もまた、理解できないものなんでしょうね。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    企画に参加した後、もしかしたら既に読んでもらっているかも……と思い当たって見てみたら、やっぱりそうでしたので、企画からは外しました。ですが、あらためてコメントをくださって、感謝です。
    子どもの自由な感性は、できるかぎり窒息させたくないですね。難しいことですが……。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    とても感銘を受けました。

    常識、ルール、秩序、思考の常識は幾つもあれど〝1つの確固たるルール”への疑問。
    オラは作者様自身がそのテーマに至る過程に興味が湧きました。

    普段から感じているのか……小説を書くために自分の壁を壊したのか……
    どちらにしても切り口が素晴らしいと思います。

    オラも参考にさせて頂きたいと思います。
    有難う御座いました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。
    自分が世の中からずれているような、そういった違和感や疎外感を感じているところはあります。それと、周りと揉め事を起こしてばかりの子どもを何人か目にして、「この子は一生、そんな自分自身と付き合っていかなければならないのか。居場所はあるのだろうか」などと考えたりしたことも、書くきっかけとなっています。
    励みになるようなコメント、感謝です。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画【現実感のある作品集 #01】に、ご参加ありがとうございます。
    興味深く拝読いたしました。よい作品に出会えました☺

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

     「残念ながら、ここではお子さんを受け入れることはできません」の言葉のリアリティにはっとさせられます。「線」にからだをぐるぐる縛られ、身動きがとれなくなったら今度は「引きこもり」とでも呼ばれるのでしょうか……

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そこかしこに引かれた線にうんざりして、ひきこもってしまうというのは、あるでしょうね。見えない線が多すぎます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こういう考え方を私もしてみたいです。固定概念にとらわれないようなそんな考え方。
    この子供はあの世とつながっているからこんなことが考えられるのか、世界の境界線がぼやけてしまっているから線が見えないのだろうか。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    境界をふらふらと揺らいでいるような、そんな危うさを描きたかったので、そのように感じてもらえたならとても嬉しいです。
    自分も、なににも縛られずに思考したい、と願ったりしますが、それはずいぶん孤独で辛いことでもあるのかもしれませんね。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自分の幼少期を思い浮かべ
    共通点も有るので
    雁字搦めの世の中が、
    とても窮屈そうで
    息子さんの気持ちも伝わります。

    ただ、母親となった今は
    お母さんの気持ちの方がダイレクトに伝わり、
    切ないです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    子どもの自由が、潰されずに済む社会なら、どれだけよかっただろうと思います。優しい無秩序のようなものに憧れます。夢物語かもしれませんが。
    母親の負担が、少しでも軽減されるような未来がやってきてほしいですね。
    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    読ませて頂きました!最初、母親は息子のことをあまりよく思っていないんじゃないかとなりましたが、ちゃんと子を思う気持ちがあって良かったです。読了後、温かい気持ちになりました。
    透くんにとっては生きづらい世の中かもしれませんが、この唯一無二の感性を捨てずに彼らしく、生活を営んで欲しいですね。こういう子、好きです。素敵な作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    外から描いているので、その想いの内実は判然としませんが、深い想いがあるのは確かなようです。
    自由で奔放な感性が、つぶされることなく生き延びられたらいいなと、本当にそう願っています。
    コメント、ありがとうございました。感謝です。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画参加ありがとうございます!辛口に聞こえたらすみません!


    詩ですね!小説じゃなくて詩だと思いました。小説だとしたら、息子もおかんも一体何歳くらいなのか……もう少し社会的背景が知りたいと思いました。テーマは興味あるし普遍的だと思うのでもうちょいディティールで説得力がほしいです!(でも、もし詩だったらこのままでいいと思います!)

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    詩なのかもしれません。あまり文章を足したくないというか、どうしても引き算で書いてしまいます。ディティールよりもリズムを優先してしまう癖があります。
    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画から来ました、虹空天音と申します。
    たった1話、たった2300文字で、色々なことに気づかされました。

    1話完結の小説は私も何回か書いたことがあるのですが、長すぎになってしまったり、伝えたいことが伝わらなかったり………

    だから、本気で尊敬します。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    そう言っていただけて嬉しいです。自分にとって、最初に抱いたイメージをうまく表現できたかな、と手応えがあった作品なので、とてもありがたいお言葉です。
    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    はじめましてこんにちは。自主企画に参加していただきましてありがとうございました。
    登場する息子さんの視点や観点が一般的な社会からは背を向けられている現状を母親が、誰に預ければわかってもらえるのだろうかと葛藤する姿が脳裏に焼き付きました。
    息子さんの実情が大人びているさまは、今後の大人たちのきっかけや出会いによって、きっと理解してくれるに違いないと見守りたい気持ちになりました。

    作者からの返信

    はじめまして、こんにちは。
    読んでくださってありがとうございます。
    普通から外れてしまった哀しみを、夕暮れの情景に込めました。少しでもこころに残るものがあれば嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    母親である身としては、尚更沁みる物語です。
    透くんの視点で見ると何の矛盾も無いのに。見えない線に閉ざされ、ルールに縛られたこの世界。それでも、透くんが幸せに生きられる場所があると信じたい。祈りが、沁みます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    「普通」になじめない子どもも安心して暮らせるような、そんな世界であればいいのですが。どこかに居場所はあると信じたいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんにちは。

    常識って、多分守ってる人からすれば意識すらしていないんでしょうね。
    で、外れた人を見ると、線の内側に入れようとする。
    僕も大人になって、それなりに常識を守るようになりましたが、中には守りすぎるとしんどくなる常識もあって嫌になります。

    作者からの返信

    こんにちは。読んでくださってありがとうございます。

    普通、という基準は、そこから排除された人間から見ると、残酷な壁としか映りませんからね。
    人のためにあるはずのルールが、結果的に人を苦しめたり押し潰したりするのは、どうにかならないのかとずっと思っています。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    断片的すぎて何とも言えない感じです。
    母と息子の社会的立場がわかるともっといいのかもしれません。
    受け入れられない悲痛さと、それでも受け入れる母親の情。そういう比較が見たいです。
    それがないと、最後の「幸せになりなさいよ」という言葉はどうとでも解釈できてしまうかなと。
    愛情からの発言なのか、それとも諦めて突き放すような発言なのか。
    ポジティブな物語なのか、ネガティブな物語なのかがはっきりすると思います。

    私はポジティブであって欲しいと思いますが。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    父親が死んでいること、教育の場に受け入れてもらえないこと、それだけしか描いていないので、たしかに断片的ですね。
    どうとでも解釈できるように書いたつもりです。あえて言えば、ポジティブかネガティブかはっきりさせたくないので、こんなふうに書いています。それが作者の好みなので、どっちつかずで不快だったらすみません。
    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    ルールをルールとして認識できる大人の感覚と、無邪気な子どもの感覚と。どちらも間違いではないんだろうな、と改めて考えさせられました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    子どもの自由の感覚のまま社会をつくることはできないのかもしれないけど、せめてもう少し息苦しくないような、閉塞感のない社会にはできないのだろうか、と悩んでしまいます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画に参加頂きありがとうございます。
    ふむふむです。

    なんだか、考えさせられるお話ですね。
    普段は疑問にも思わない社会のルール。本当に正しいものなのかなって、ふと思いました。
    いや、まあ正しいし、必要なんだとは思いますが。
    たまには、このお話の息子さんのように、自由な視点で解釈してみるのも良いかも知れませんね。

    ありがとうございました。


    もし、よかったら、私のも読みに来てください。
    ではでは〜

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます、ふむふむさん。
    ルールは人のためにあるはずですけど、それに苦しめられたり、そこから外れてしまった人はどうすればいいんだろう、などとよく考えてしまいます。
    少しでもこころに残れば幸いです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画を見て読みに来ました。
    この子には確かに「線」は視えていないのかもしれません。
    でもそれ以上の「なにか」が視えているのでしょうね。
    それはおそらく、客観的には辛いことなのだろうと思いますが、

    「幸せになりなさいよ」

    この一言で、なにかが救われた気がします。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    ルールに囚われない視野は、本人にとって幸福なのか不幸なのか。ずれた人が、ずれたままでも鬱屈せずに生きていけるような、そんな世界があったらなと、ひっそり願いつづけています。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    素敵な小説ですね!
    特に夕焼けの描写が好きでした。

    忘れてしまいがちだけれど、なぜ?どうして?って当たり前のことを疑うことは大切だと気付かされました。
    納得したらダメだ。おかしいことはおかしいと言うべきだ。
    子供にしかわからない独特の感性が、大人に訴えかけてきました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    夕暮れが好きなので、たびたび作中に描いてしまいます。
    このルールはなんのためのものなんだろう。だれのために存在しているんだろう。そんなことを考えてしまうときがあるので、こんな小説を書いてしまいました。
    少しでも伝わるものがあったなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。

    悪意無くルールが守れない子供に対する母親の切実な願いと愛が印象的でした。
    そんな母親の胸の内が子供に届く日が来るのかな、と考えてしまいます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    いつか、子どもが振り返って、その想いに気づくのかもしれません。切実な願いが、報われたらいいのですが。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画に参加いただきありがとうございます。
    奔放なお子様。いらっしゃいますねえ、そして幽霊まで見たと嬉々として話すそのお子様は果たしてお子様と呼ぶ年齢なのでしょうか。
    いきすぎた感受性を持ったそのお子様を、話口調から幼稚園児のように見るかもしくはそうでないいい年したお子様と見るか。
    いずれにせよ“葬列”と称した足取りは軽いものではなかったでしょう。そして闇に沈んだような母親の“幸せになれ”との想いはとても暗いものに感じました。疲れや諦めなどが含まれた暗い、感情が湧き上がったのかと。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母親の疲れや諦念ややりきれなさが、夕暮れの景色に滲むような、そんなイメージで描きました。少しでもその情感を伝えられたなら、嬉しいです。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。
    再読しました。相変わらずの筆力でとても好きな作品です。私達は見えないはずの線をイメージで可視化してしまうんですねー。(ここまで追記)


    とても深いテーマの作品ですが読みやすく、スッと心に落ちました。
    冒頭と最後の対比で、母の愛情がより感じられました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母親の感情が淡く滲むような、そんな光景を描くことを目指しました。こころに触れるものがあったなら嬉しいです。

    (追記)
    すみません、以前に読んでもらっていたのに、企画に参加してしまって……。再読していただけて、しかもとても励みになる言葉をもらえて、とても感謝です。ありがとうございます。

    編集済
  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画にご参加ありがとうございます🙇
    なんだか切なくて息子さんが愛おしくて……😢素敵な作品でした😳

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。いたたまれない、切なさのようなものを表現したかったので、そう感じてもらえたなら、とても嬉しいです。ありがとうございます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画へのご参加、ありがとうございます。

    社会とは人が作ったものであり、それに伴いルールも作られる、けれど全員がその足並みを揃えられるわけでもないですものね。
    それ以上に深いイシューを感じました。

    息子はいつか線が見えるようになるのか、あるいはずっとそのままなのかと、大人になった時のことをふと考えてしまいます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ルールから外れて、それでも居場所を見つけられる道はあるのか。ルールの締めつけに、どれだけの人が歪められて、傷ついているのか。そんなことを考えてしまいます。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    内容が凄く濃厚ですね。様々なメッセージを受け取れます。

    個人的に印象に残ったのは息子さんの基準やルールに縛られない自由ですね。自由過ぎて周りに害を与えてしまい、社会からも省かれてしまうのは辛い。彼の行動も、文章的にネガティブに表現されているのが魅力的です。そしてその責任を一人で背負う母親の愛に感動しました。

    最後の信号の青も、人生の道はまだ終わりじゃないというメッセージを感じました。素敵な作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。外れてしまう人間は、どうやって生きていけばいいのかと、よく考えてしまいます。解決不能な問題なのでしょうか。居場所のない人間が、ねじまげられることなく、居場所を見出だせるようにならないかと、切に願っています。少しでもこころに引っかかるものがあれば、嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自分は、ルールや規則、死と生、自分と他人、この世にあるあらゆる概念的な線は日常的に当たり前のように認識しています。
    それをひとたび意識の外に外すと、ここまで自由で、奔放で、かつ社会的に不自由になるのかと思うと、果たして線を見れないことが問題なのか、見えない線で雁字搦めにされているのが問題なのか分からなくなってきました。
    とても興味深く、素敵な作品だと思いました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。子どもの頃、あらゆるルールや線とは無縁の一瞬が、たしかにあったような気がします。そのときに見た風景、解放感は忘れられませんが、社会にとっては有害なものとされてしまうのかもしれません。あのときの自由に、居場所があればいいのにと、そんなことをつい思ってしまいます。ありがとうございました。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    ある種の責任放棄にも、ただの願いとも、社会への憤りにも見えるし、将来の不安と捉えることもできる。深く重いその一言が非常にエモ度★★★★★でした

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。起伏の薄い、淡々とした展開なので、エモいと言っていいのか迷いましたが、想いを込めた一言を評価していただけて、とても嬉しいです。レビューまで書いていただいて、本当に感謝です。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    何が普通で何が普通じゃないのか。というか、基準なんてあるのか。そんなことを考えさせられました。
    この男の子は、社会から見たら、ずれているのかもしれませんが、それでもこの母親にとっては、我が子であり、大事であることは変わらない。それが、要所要所で感じられて、愛だなと思いました。

    素敵な作品を読ませていただきありがとうございます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ずれた人にも居場所があればいいのになと、切に願っています。「普通」ってなんだろう? 「普通」って根拠があるものなのかな? などとよく思うので、少しでもこころに引っかかるものがあったなら、嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    子供に物事の道理を教えるのは一苦労ですよね。
    算数の概念がない幼子に1+1=2を理解してもらうのは至難の業。

    理屈で生きてない、ある意味での子供らしさと危うさが文面から感じられました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。それはなぜなの? なぜそうなるの? なぜそうしないといけないの? と子どもにひたすら問われつづけたら、答えられる人はだれもいないのではないかと思います。自分も納得できていないし、理解できていなかったりします。コメントありがとうございました。

    編集済
  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    大人が想う子供像を、我が子に押しつけてしまう事は誰にだってあると思います。
    その像から外れた時に、
    「幸せになりなさいよ」
    と言える大人でありたい、そう考えさせられる作品。
    親子をテーマにした小説に、龍・血などの相反する言葉が出てくる所も秀逸。


    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。思いどおりにならない子どもや他者を、受け入れられる余裕があればいいのになと、自分も思います。個人にも社会にも。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

     きゅん企画にご参加いただきありがとうございます。
     どうこう言うのも憚られる難しい題材ですね。そして思わずのめり込んでしまうお話。楽しませていただきました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。悩ましく、切実なずれについて描きました。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    読み合い企画から来ました。
    何も知らない無邪気な子供に、他者が決めた物事をどう"理解"させるか。
    そんな事を考えさせられる、とても良い短編でした!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ルールだから、という以上の根拠を説くことはできるのか、理解させることはできるのか。その説明に、自分では納得できるのか。悩ましいなあ、といつも思ってます。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    「のんびり読み合い企画」から来ました。
    よろしくお願いします。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。よろしくお願いします。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。

    一線を越えそうな危うさというのをひしひしと感じました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。危うさと揺らぎを描きました。少しでも伝えられたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画へのご参加ありがとうございます!
    息子さんの純粋さが不思議な世界観を出していて、読んでいて惹かれました。
    母親の思いと息子の思いそれぞれがなかなかうまくかみ合わないもどかしさがなんとも言えませんね。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。親子といえども、人間はそれぞれ別の現実を生きているような気がします。理解し合える時間が、少しでもあればいいのですが。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    本日は読み合い企画に参加していただきありがとうございました。

    親子2人の思いがどこか交錯して、なんだかその中に言葉で言い表せない悲しさがあり、非常に興味深い内容でした。

    2人の過去、未来を勝手に想像して、勝手に涙が出ちゃいました(笑)

    これからも創作、頑張ってください!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。人と人とのずれ、そのやるせなさのようなものを描きました。居場所のない人間にも、居場所が見つかればいいのになと、切に願っています。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    子を持つ親なら、誰もがそこに自分の子供を当てはめて読んでしまうのではないでしょうか。
    親はいつも子供の純粋な感性を潰して大人へと導いているような気がします。

    そんなことを考えさせられました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。社会は子どもがせっかく持っていた可能性を、つぶして適応させているだけなのかもしれない、とよく考えてしまいます。だれもが、いつかどこかでなにかをつぶされているとも。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画、読み合い広場へのご参加ありがとうございます。

    僕自身知的障害を持っており学校に馴染めなかったような人間なのでどこか悲しいような、でも優しいような気持ちになりました。
    きっと辛いけれど、母子両方共幸せになってほしいなと思いました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。普通と呼ばれる規範から少しでもずれたり外れたりすると、非難されてしまうような、そんな息苦しさを感じますね。もっと生きやすい世界になればいいのですが……。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画に御協力下さり、ありがとうございます。
    社会というものが分からない子供と、そんな子に精一杯愛情を注ごうとする母親。
    つい、見入ってしまいました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母子の認識のずれに、痛ましさのような情感を込めました。なんらかの印象を残せたなら嬉しいです。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    企画にご参加くださり、ありがとうございます!
    確かな文章力で、物語を深く、
    そして色鮮やかに飾っておられると感じました!
    特に母親と息子の対比はいいですね……。
    母親の気持ちがよく伝わります。
    これからも応援しています(*^^*)

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。夕暮れの母子の情景に、痛ましさのようなものを込めました。母親の心情が伝わったなら、とても嬉しいです。応援、ありがとうございます。感謝です。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    前日譚・外伝企画にご参加くださり、ありがとうございます。

    読ませていただきました。
    最初はちょっと「めんどくさい子どもだなー」と正直思ってしまいましたが、読んでいくうちに、社会で生きにくい特性の子だということに気づいて、最後の母親の言葉にほろっときました。
    自分の子どもと社会との、板挟みになっている母は大変な気苦労があるでしょう。
    それでも「幸せになりなさい」と、願いと愛情を注ぎたい。
    とてもいいお話です。

    描写もとても雰囲気あって、子どもの純粋な危うさと美しさがありました。
    感動するお話をありがとうございました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。生きにくい子どもや、周りにどうしてもなじめない子どもが、その子の魂をすり減らすことなく、自分の居場所を見つけることが出来ればいいのになと、切に願っています。

    あらすじなどには表記していませんが、この掌編は『死体になれなかった少年少女たち』という短編集に収められた、「少年の窓」という作品の前日譚です。わかりにくくてすみません。

    励みになるコメント、ありがとうございました。本当に感謝です。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    テーマは重く、文章は軽く、読みやすかったです。

    言葉数の少ない母親の気持ちが、
    行間から溢れてきて読み進めるほどに
    胸が苦しくなりました。

    正直、この表現力は羨ましいです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母親の心情を汲み取っていただけて、とても嬉しいです。言葉にならない想いを表現したいと、そう願って書いたので、なにかが伝わってくれたのなら、それに勝る喜びはありません。励みになるようなレビューまでいただけて、本当に感謝です。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画への参加ありがとうございます。

    「普通」という言葉から大きく外れた子を持つ母視点の物語。短く綴られた文章の中に言葉にし難い深みがあります。
    子どもの言葉は、私たちからすれば異常とも捉えることの出来るものですが、彼からすればそれは異常ではないのだろうと感じさせられました。

    これは個人的な疑問で善し悪しがある訳ではないのですが、例えば「ぼく」という言葉を平仮名で表記していることには意味があるのでしょうか。読み始めは小さい子の言葉だから平仮名で表記しているのかな、と思っていたのですが、そうでも無いようなので、漢字と平仮名を何を基準に使い分けているのか気になりました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。普通ってなんだろう、とたびたび疑問に思うので、そこからずれていると見なされるような人に興味があります。

    漢字と平仮名の使い分けに明確な基準はありませんが、字面のバランスを考慮しているつもりです。漢字が多すぎると生硬な印象を与えて、リズムを阻害するような気がするので。とはいえ、ほとんど単なる気分で決めています。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画への参加、有り難うございます。
    私の近況ノート、三冊目の方へ感想を書かせて頂きますね。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。感想、拝読しました。

    四回も読んでくださったとは……。光栄です。何度読んでも読み飽きない、とはとてもありがたいお言葉です。作者自身、愛着のある作品なので、丁寧に読んでもらえて感謝の至りです。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    これは『死体になれなかった少年少女たち』のひとつに繋がってるんですね。名前であれ、と思ったので確認してしまいました。
    少年との会話から母親の押し殺すような感情が出ていて切ないです。
    この子を守れる世界があれば母親がこんな苦しさをひとりで背負わなくてもいいだろうにと思ってしまいます。このあとがあるだけに余計そう感じます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。こちらも読んでもらえて嬉しいです。

    「普通」「まとも」「正常」などと称される道から外れてしまった子どもや大人たちには、居場所はないのだろうか。救いはないのだろうか。そんなことをよく考えてしまいます。世相を鑑みても、希望を持てる方向に進んでいるとはどうしても思えませんけど、どこかに希望があってほしいと願います。

    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    読み合い企画から来ました。
    社会に存在する色々な「線」を、子どもの無邪気な視点から眺めている(いや、眺められていない)のが不思議であり、小さくない自分にはもう体験できない考え方なのかもしれないと気付かされます。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ルールに縛られない視点を、自分も持っていた時期があったはずなのになと、そんなことを思いながら書きました。少しでもこころに残るものがあったなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    読み合い企画から参りました。早速これほどまで完成度の高い短編を読ませていただき、本当にありがとうございます。実に唸らされる素敵な短編でした。また爽快な読後感が素晴らしい。面白いお話をありがとうございました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。短い作品ですけど、自分なりに愛着の深い作品なので、少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画に、ご参加、ありがとうございます。
    読ませて頂きました。
    この息子さんは、とてもいい視点を持っていますね。ただし、それが自分の死に向かった時、それは不幸になるかなって思いました。死ぬとは、この作品の母も言っているよう自分だけの問題ではないと気づいていないようです。他の視点が賢明な分、少し残念かなって思います。
    それでも様々な事を考えさせられる作品で、とても興味深かったです。
    佳き作品をありがとうございました。また機会があれば寄せさせて頂きます。では。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。他人からずれた視点を持つ子どもが、その視点を矯正されることなく居場所を得ることはできないのだろうか、そんなことを考えてしまいます。難しいところですけど。コメント、励みになります。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    子どもの頃を思い出して懐かしい気持ちになりました。
    社会のルール、制限を作る(守らせようとする、詰め込もうとする)のも大人ですが、子どもが自由に想像の世界に没頭できる時間があるのも(ない子もいるでしょうが)大人が守っているからなんですね。

    しかし、子どもの頃は「夢」「個性」「みんな違ってみんな良い」といった言葉や、心から自由な空想にも触れる機会があったのに、大人になるにつれどんどんそれらが剥がれて大人の世界が迫ってきますね。

    子どもが自由であるためには大人が自由であるべきですが、無秩序と自由の違いは難しいですし、どうしても、大人まで自由に過ごすようでは世界が成り立たない気がしてしまいますね。

    すべての人が自由な感性で「線」を越える、行き来する、時には心行くまで立ち止まって興味の声に耳を傾ける……。そんな世界にどうやったらなるんだろうと考えてしまいました。


    素晴らしいお話をありがとうございました。
    「世界に裏切られることなど想像もしていないような、無防備な魂」に居場所があることを願います。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。子どもの頃は、線を踏み越えることが可能な、もっと風通しのいい世界を感じていたはずですが、ルールにぶつかることで、その感覚は消えていきます。それはとても哀しいことのように思えます。

    無秩序と自由の違いは、たしかに難しいですね。アナーキーでありながら優しい世界は不可能なのでしょうか。だれもに安らぎと遊びがあればと、そう願ってやみません。

    丁寧な感想、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    無邪気なこどもの素朴な疑問が、必ずしも可愛いとは思えない大人ならではの不理解と葛藤が切ないです。
    でも、「幸せになりなさいよ」の一言にグッときます。
    親って、何だかんだ言ってもやっぱり最終的にこどもの幸せを願ってやまないんだなと思うと、込み上げるものが熱いです。良いお話でした。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。子どもの疑問がときにもっともだとしても、社会はそれに答えてはくれないし、居場所を用意もしてくれないのだろうな、と思うと哀しくなります。未来に希望を持てるような社会であればいいのですが。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんにちは。すばらしく表現されたコメントばかりで、今さら私なぞがお恥ずかしい限りですが、しょっぱなからグイグイ惹き込まれて読ませていただきました。

    少年は世界に一切の線を引けず、彼らしいありのままを受け止めているのですね。たしかに間違ってはいない。

    母親が誰でもそうであるように、他人と同じ人生を歩んでほしいと必死に説こうとしながら、最後の突然の「幸せになりなさいよ」がなぜか残酷に響きました。

    どういう想いだったのだろうと。放り投げたわけでもないだろうし、祈りにしては違和感が……。とてもおもしろかったです。

    作者からの返信

    こんにちは。読んでくださってありがとうございます。
    間違ってはいなくても、たぶん、とても生きづらい生き方なのでしょうね。だれからも疎まれてしまうような。

    母親の想いは、あまり決めつけるようには描きたくありませんでした。残酷さも、たしかに含まれていると思います。一応、続編のような短編(「少年の窓」)を『死体になれなかった少年少女たち』という短編集に書いたのですが、もっと残酷になってしまいました。

    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画への参加ありがとうございます。

    世界を自分が見たまま、感じたままに表現する無邪気な子どもと、普通でない感性を持つ我が子の姿に心を痛める母親の対比がよく描かれていると思いました。

    タイトルは踏切だけではなく、社会に張り巡らされた様々な「線」とかけておられるのですね。
    この子の将来、社会に行き場はあるのか…、考えさせられる作品でした。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母子の情景から、その心情が察せられるような、そんな短編を目指しました。行き場のない子ども、居場所のない子どもは、数多くいると思いますけど、どこかに救いがあってほしいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    ことばがねぇな(良い意味で、かも、悪い意味で、かも、わかんねぇ)

    それくらい圧倒された

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。自分なりに想いを強く込めた作品なので、なにかを感じとっていただけたなら、とても嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自主企画より参りました。
    社会のいたるところに引かれている「線」が見えない…
    そのことが間違っているんだろうか?と思えてきますね。
    「わかる」は「わける」ことですが、
    分けられないものが人間にとっては一番大事なものなのかな?
    とか思わせられて…長い余韻が残る物語だと思いました😊

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。このルールは正しいのだろうか? ルールが逆に人を縛って、人を傷つける結果になっていないか? などと考えることがあるので、そういった想いが滲み出た作品になりました。余韻が残ると言っていただけて嬉しいです。ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    素晴らしいですね! 他のコメントが浮かびません。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。その一言だけでも嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    すごい。こんな短編小説があるなんて。素朴に感動しました。面白かったです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。自分でも思い入れのある作品なので、こころになにかを残せたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    素晴らしい作品ですね!
    ひとはいつしか誰かが作ったレールを当たり前の
    ものとして自分のルールにする。

    もっと自由で広くて楽しい時代が私にもあったのかな?
    もう忘れてしまったのかな?
    悲しいな…。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。成長するにつれて、子どもの頃の自由さはどうしても失われてしまいますが、そのときの視点や感覚を忘れたくないな、とつい願ってしまいます。ルールを受け入れない子どもは疎ましいかもしれませんけど、そういう子どもにも居場所があったらな、と思います。コメント、レビュー、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんばんは、koumotoさん。

     企画を立ち上げた羽衣石ゐおと申します。ご参加ありがとうございました。

     淡々とした語り手さえも、あたりまえに日が暮れて夜の帳が降りるみたく、あたりまえに車道と歩道が区別されているみたく、「正常」というルールのうちにあるようで、その統一感にまずは感銘を受けました。
     社会のルールというものは、しばしば見直されていますが、いったいなんのために定められているのかと元を正せば、「人々が社会をうまくつくるため」であろうことかと思います。私たちがまだ狩猟によって生活していたときの基盤は常に「群れ」でした(協力しなければ生きていけないため)。子供の世界でいえば、シーソーが公園にひとつしかなかったとき、どうすればみんなが楽しく遊べるか、という「全体の幸福」に着眼された場合、「公共のものだからみんなで交替してつかう」という「きまり」のようなものができてしまいます。しかしながら、そんな中でも、特別に可愛かったり、強かったら、実力行使で奪い取ることもできます。今回の話でいけば息子はなんら変わっていない、そして強い立場にあれば、当然そんなルールなんてもの、疑って然るべきでしょう。子供はだいいちに自分の関心が優先でしょうから。
     きっとこの少年も、どこかで「ひとりでは生きていけない」と壁にぶつかる筈です(現代の人間社会で生きていく限りでは)。そうしたとき、あたかも世界の真相に気付いたかの如く発見が、彼の人生を豊かにする一助になればいいなと、私もお祈りします。

     ご参加ありがとうございました。 

    作者からの返信

    こんばんは、羽衣石さん。読んでくださってありがとうございます。
    ルールは多くの人間の利便のため、秩序のため、幸福のためだと思いますが、ルールにぶつかって粉砕されたり、ルールからずれて磨り潰されていく人間を見ると、なんのためのルールなのだろう、だれのためのルールなのだろう、と疑問に憑かれてしまいます。外れた人間にも幸いが掴めることを、祈ってしまいます。
    丁寧な感想、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    企画に参加いただきありがとうございました。
    koumotoさんは本当に綺麗な文章を書かれますね。読むたびに圧倒されます。
    世間の人々が決めた「正常」、なんだか悲しいですね。
    コメント欄でこの作品の続きが『死体になれなかった少年少女たち』の「少年の窓」であると見かけ、急いで読み返してきました。
    母親の「幸せになって欲しい」が叶ったのかは分かりませんが、少年があのあと幸せになっていることを願います。
    素晴らしい作品でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。
    わざわざ「少年の窓」を読み返していただけたとは、とても嬉しく、感謝の至りです。どちらも作者にとっては非常に思い入れのある作品になったので、透くんには幸せになってほしいです。
    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    コメント失礼いたします。
    私は、この子に怖さを感じてしまいました。あらゆる境界が認識しない、生死の境すらよくわかっていない様子が怖く感じてしまいました。母親を苦しめている人々の考え方と同じだったのかもしれません。
    でも、「幸せになりなさいよ」という母親の祈りは美しく、この世界はこの子にとっては生きづらいと思うのですが、読み終わった今は、どこかに居場所を見つけてほしいと願うばかりです。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。たしかに、異質な子どもですから、怖くなってしまうのもわかります。実際に関わると、とても厄介だと思います。それでも居場所はあってほしいですね。作品そのままではないですけど、トラブルを起こしてばかりの子どもを見て、その子を少し思い浮かべながら書いたので、幸せになってほしいです。


  • 編集済

    線の見えない子どもへの応援コメント

    幼いがゆえに理解が出来ず
    分からないものを飲み込む経験が浅い
    そのくせ下手に賢いものだから思考が追い越してしまう

    ”正常”な人からみれば奇妙に思えても
    全て他人が決めたことですし
    自分の中ではそれが正しく
    否定する根拠は”正論”しかないのです

    私は少々その気(変人らしさ)がありましたので
    IQ検査を受けさせられに行ったこともあり
    結果はすべての項目において平均を上回る好成績だったんです
    それも、とある項目に関して言えば”異常値”にかかる程

    透くんの思考、行動は比較的その傾向の的を射ていると思います
    また母親の心配する心も…

    とてもいいお話です。

    私の『作品紹介』のような場で
    いつか紹介させていただいてもよろしいでしょうか?

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。ぼくも、自分がずれているとたびたび感じるし、そう言われたこともあるので、この作品には思い入れがあります。なにか重なるところや、共感していただける部分があったなら、とても嬉しいです。

    紹介してもらってかまわないです。感謝しかありません。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    忖度なしで感想を書きます!
    にご参加ありがとうございます。

    なめらか、というか、すごくするすると描写がしみ込んできました。

    読み終わって、もったいないと思いました。
    ぼくが受けた印象は「透くんは賢すぎる」ですが、おそらくこういったタイプの子供は実在していて(ぼくはあまり知識がありませんので想像になりますが)、生きていくのに苦労して挫けて成長して……
    このモチーフでその先が描けそうなのに小説の冒頭だけ読まされた気になりました。もったいないです!
    短編にしないでもっと描くべきだと思いました。短編にすると消化不良感があります。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。

    自分としては、夕暮れの母子の場面を描けさえすれば、それで満足かな、と思っていたのですが。一応、続編のようなものを後に書いています。『死体になれなかった少年少女たち』という短編集のなかの、「少年の窓」という作品です。ご期待に沿えるかはわかりませんが……。もちろん、そちらを読むのを強制するわけではないので、あしからず。

    コメント、ありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    森緒 源と申します。
    「300秒の哲学」企画から拝読しました。

    パレードのような息子の足取り。葬列のような母親の足取り。…という書き出しの意味を、じわじわとフォローして行くエピソードと母子の会話…。

    透くんの屈託の無い無邪気さが、読者には面白いけど母親には不安を蓄積させて行く…この当然ながら切ないストーリーが何とも言えないですね。

    へよ~んとした能天気な話が多い私の作品とは全く異質なこの作品に、静かな、しかし不思議な衝撃を受けました。

    透くんはこの先どんな風に成長して行くんだろう?…
    っていう興味を覚えましたね。

    私はこの企画に「スタードルフィン🐬の幕間」という作品にて参加しています。

    もしも興味持って頂いたならチラッと目を通してみて下さい。

    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    母子の情景に切なさを感じてもらえたなら、とても嬉しいです。

    この作品の続編のようなものを短編集のなかに書いたので(『死体になれなかった少年少女たち』「少年の窓」)、興味を持っていただけたなら、そちらもどうぞ。ただ、とても暗い話になってしまったので、望まれるような続きではないかもしれません。

    読んでくださってありがとうございました。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    会話の言葉一つ一つが身に染みました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。そういっていただけるととても嬉しいです。この作品の続編のようなものを短編集の中に書いたので(『死体になれなかった少年少女たち』「少年の窓」)、お暇があればそちらもぜひ。

    編集済
  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    透君、可愛いですね!
    続編が読みたくなりました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。かわいいと思っていただけたなら嬉しいです。作者も透くんのその後は気になります。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    こんにちは。
    個人企画から参りました。

    巡礼のような母の祈りが胸に沁みますね。
    母親の気持ちがどこか子供にも通じていたらよいですね。

    作者からの返信

    こんにちは。読んでくださってありがとうございます。祈りが報われてほしいものです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    会話がとってもうまいと思います。子供と母親の交流が、柔らかく感じられますね。佳品です。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。母子のあいだに流れる空気感のようなものを、感じてもらえたなら嬉しいです。

  • 線の見えない子どもへの応援コメント

    自由な感性を持つ息子は、不自由な世界をものともしない。
    しかし、不自由に縛られている人たちには、彼の自由が受け入れがたい。
    誰もが生きているだけなのに、この世界はとても住みにくい・・・。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。不自由さが拡大していく感じはありますね。少しでも住みやすくなってほしいです。