タイトルにもなっている「透明な離婚届」。どういうことだろうと首をかしげながら読み、そして納得させられます。そして、そこからの描写が鮮やか。短いながらも「透明な離婚届」をきれいに使い倒した一作です。
「人間が好きじゃないと小説は書けない」という定説を打ち破るべく立ち上がった人間嫌いの勇。 厭世家による、厭世家の為のエンターテインメント「厭為」を目指します…
前半は怖いとは思わなかったけれど、後半にいくにつれて怖い…。ラストで、題名の意味が分かった気がしました。
現実的な怖さがありました。後半の語り手の心理状況が特に印象的でした。
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