ロボットに惑わされてはいけない

ロボット物の体裁を取っているので戦闘物?と思いきや、それはこの小説の本質では有りません(むしろサラっとしている)。こんなかわいい一家がいたらいいなぁと思わせるような家族愛と、なんかよく分からないけどスーパーな操作能力を持つ癖に戦闘したくない病の碇シンジくんみたいな少年らが丸ごと宇宙人に拉致られて無理やり戦わせられる話がテーマのガチSFです。
途中、シンジくん(もういいやシンジで)の優柔不断さにイラつくと思いますが、それも壮大なカタルシスのための作者の戦略です。我慢して読み進めてみてください。

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