悪の矢印

 第二次大戦中、イタリア軍が使っていた手榴弾はレッドデビルといわれていた。ただし、敵に大してデビルなのではない。この手榴弾は安全ピンを外しても爆発しない癖に、つけたままでも突然爆発した。つまり味方に対してデビルだった。
 そんな話を思い出した。