ちょっぴりお姉さんな感じのヒロインに、好感を持ちます。二人とも、ほほえましくて、にやにやしてしまいます。ラブラブとコメぐらいの割合があんばいもいいです。読後感が良かったです。オススメです。
煮え切らない恋の旅路はいっそ焼きたい。そんな気持ちを抱えつつ結局無難に済ませてしまう主人公の気持ちを微笑ましく 読み通した。 彼女の方も分かっていて遊んでいるような節もある。何やら気の毒な気がしなくもないが、本人も幸せそうだし良いとするか。
ほのぼのしていて、くすっと笑ってしまう穏やかさと眩しさ、幼い日に置いてきたおひさまの香りが漂う作品でした。それでいて、いろんな感情によって本当に伝えたい言葉が伝えられない、思春期独特の甘酸っぱさが素敵。「素直に上手く言うことが出来ない」と思っている幸助君。その上手く言うことが出来ない裏側の思いを受け止める瑞季さん。同じ「好きと言えない」という事象に対する両者のとらえ方の違いが、なんとも微笑ましく思いました。二人とも、誰よりもお互いが、本当に本当に「好き」なんですね。
こう言うお話、私、本当に大好き。あーもーなんなん。これ。もうヤバイ。なんか、可愛い。そして、上手く言えないけど甘酸っぱい様子を見ると、胸の辺りが、幸せなのに締め上げられる感じ?この微妙な表現。分かってくれる方がいたら嬉しいのですが。でも、この締め上げが、幸せだから、恋愛小説読んじゃうんですよね。しかも、散々萌やされて、最後に、そんなおちですか。いいです。無垢とは何と素晴らしいです。
むしろ、よく『すもも』が出てきたよね幸助くん。逆に『す』の付く言葉、『好き』以外は全て使ってんじゃなかろうかww初々しいやりとりが微笑ましい。逆に、そのままでずっと行って欲しい。……羨まし……くなんかないんだからねっ!そんなキラキラな青春……過ごし……たかった……