【シェアードワールド設定】夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳

一田和樹

設定

『投稿戦線異状なし』( https://kakuyomu.jp/works/1177354054888031782 )のスピンオフ・シェアードワールドです。

どなたでもお好きにご利用して、ご自身の小説を書いてください。

3つお願いがあります。

1.タイトルに「廃棄転生者人別帳」と入れてください

2.『シェアードワールド「夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳」に参加していることを記載し、ここのURL( https://kakuyomu.jp/works/1177354054888768215/episodes/1177354054888768265 )をつけてください。

3.できればのお願いです。2千文字以内におさめてください。


・異世界の基本ルール

中世ヨーロッパを模した世界。ただし魔法は異世界から勇者を召喚する魔法のみ。あとはふつうに剣で戦う。

その世界で「夢と希望」を持つ者は誰にも傷つけられることのない防壁を持ち、手にした武器は無敵の威力となる。しかし戦えば戦うほど「夢と希望」は消耗し、やがてなくなる。「夢と希望」が回復することはない。長い戦乱で自分たちの「夢と希望」を使い果たしたこの世界の住人は、異世界から転生者を召喚し勇者として戦ってもらうことにした。

この世界では物理的な状態は戦闘に影響せず、精神状態のみが関係する。ステイタスは5つ。プラスに増加してもよいことはない。全体がゼロでバランスしている時が最強。


「鬱」 プラスが躁とマイナスが鬱。どちらに偏ってもろくなことがない。

「妄想」 プラスが全能感、マイナスが被害妄想。どちらに偏ってもろくなことがない。

「散漫」 集中力。マイナスが過度な注意力散漫、プラスが過集中。どちらに偏ってもろくなことがない。

「記憶」 記憶の状態。マイナスが前向性健忘症、プラスが一部のサヴァン症候群の患者のような超記憶力。どちらに偏ってもろくなことがない。

「狂」 全体的な精神状態。マイナスが狂気、プラスが過剰に論理的。どちらに偏ってもろくなことがない。


「狂」が危険レベルに達するか、「夢と希望」を使い果たした勇者は「英霊教会」という名の廃棄場に廃棄される。この物語はその廃棄場に捨てられた勇者の記録である。


・カウンター

勇者のステイタスは常時視界の中に表示されている。全てマイナス100からプラス100。

「夢と希望」の量も表示される。こちらは0からプラス100まで。30を下回ると勇者としての力を失う。


・英霊教会

英霊教会とは勇者の廃棄場。教会のような建物。

廃棄場では夢と希望をなくして抜け殻になった勇者に、なくした原因などを聞き取り、敵の勇者の攻撃の参考にしたり、次の勇者を守るための参考にしたりする。

聞き取り終了後、勇者は専用の機械で挽肉にされ、家畜の餌になる。

なお、「狂」のステイタスが危険水準になった場合は勇者を殺す。


・廃棄転生者人別帳の記載内容

名前、ステイタス、転生してからの戦績、「夢と希望」を失った経緯。


・勇者の戦闘

「夢と希望」を持った勇者の攻撃を防ぐことはできず、攻撃は歯が立たない。勇者同士が戦う時は、「夢と希望」が大きい方が強い。

異世界の敵は勇者の心を折り、ステイタスのバランスを崩し、「勇気と希望」を失わせるように戦う。具体的には、罵詈雑言を浴びせたり、仲間を目の前で殺したり、誹謗中傷のチラシをばらまいたり、怖い話をしたり、二度と元の世界に戻れないと言ったり、さまざまである。ただ、いわゆる戦闘ではなく、ひたすら心を折ることだけ。

勇者同士の戦いにおいても、「夢と希望」で劣る方は、相手の心を折って有利な立場に立とうとする。


・異世界の住人

異世界の住人も「夢と希望」を持っているが勇者と異なり、力にはならない。回復することはないため、年を経る毎に「夢と希望」のない抜け殻の大人になる。子供たちは感情豊かだが、大人は無表情、無感動である。


勇者の娼館は街にひとりいる召喚師が行う。召喚師は召喚時に勇者の経歴などを知ることができるため、言われると心が折れる言葉や好みにの異性のタイプもわかる。

異世界の住人は基本的に勇者の心が折れないようにちやほやし、好みの異性をあてがう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【シェアードワールド設定】夢と希望の転生ライフ 廃棄転生者人別帳 一田和樹 @K_Ichida

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る