名もなき小さな花一輪

第1話 名もなき小さな花一輪

おやおや綺麗に咲いてるね

どうして君は寂しそう？

誰も目には留めないと

そんなことなど無いはずさ

もっと明るく話そうよ

君の名前は何て言う？

君も知らない？そうなんだ

あぁぁ、そんなに哀しそう

しくしく泣いたらいけないよ

いいんじゃないの、気にしない

君はとってもひたむきで

けな気に、ひっそり咲いている

気高く、清く、美しく

とっても、とっても可愛いよ

だって君の良いとこ一番に

僕が見つけて目に留めて

こうして君と話してる

ほらほら、にっこり笑ったね

素直で心が澄んでいて

素敵な君に一目惚れ

君の良いとこ知っている

僕が誰より知っている

今度は僕がそばに居る

ずっとこれから一緒だよ

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忙しくても急いでる時でも、

道端や草むらにひっそりと

咲いている小さな花に自然と

目が留まります。

そんな時そっと優しく話し

掛けると、小さな花はどこか

微笑んでいるように見えるの

です。

不思議だね。