信用

「しなくていいわよ」

最後に紹介された銀髪の少女は吐き捨てるように言う。

「ローゼ! 」

リークが怒鳴る。

「私、あんたのことまだうちの一員だって認めてないから、得体の知れない奴をもうこれ以上うちに居させてたまるもんですか」

という少女は片目を銀髪で覆い、身長は俺よりも高い。

モデルのように足が長く、スタイルがいいのだが…ごほん、少々発育に偏りがあるようで、人が住みやすそうな平地がそこにはあった。

「それは昨日決めたことだろう?! どうしてそうやって掘り返すんだ?! 」

「私は認めてない」

「確かに、メイラス殿の言い分もわかるでござるよ、得体が知れない奴を入れるのは信頼関係に傷をつけることになるでござるからな」

「あんたも信用のない人間の一人よ、ハク」

「おめえらいい加減にしろ」

俺の後ろから先ほど首を絞めた本人が後ろから登場した。俺は急いで避けると。

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人生脱落者と二つの禁書 縁の下 ワタル @wataru56

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