ちいさな息吹に耳を傾けて。青春の語り手は、詩をうたう。

本作は、連作詩となっております。

様々な自然に命を感じ、様々な生き物に心を感じました。

作者様のとても感受性の豊かな切り口と表現が素晴らしいと思います。

私が、一番気になったのは、小さき黄色い花の詩です。

丁度、私が友人から電話の着信があったと勘違いをして、数回掛け直してしまった日に、拝読いたしました。

作品の揺れる思いが、そのときの私に寄り添ってくれて、どれ程慰められたでしょうか。

勿論、コメントのお優しい返信にも心が癒されました。

どの作品においても、視線が優しい。

このことが、本作において、大切なのではないでしょうか。

是非、ゆっくりとこの世界へ足を運んでいただきたいと思います。