私ならこうする 尾奈山増柿 ―もし猛獣に強制フェラさせるなら―

中七七三/垢のついた夜食

私ならこうする 尾奈山増柿 ―もし猛獣に強制フェラさせるなら―

 私、尾奈山増柿おなやまますかきは若いころは世界中を旅し、性別年齢を問わず、多くの者の口の中チンチンを突っ込んできた。

 中には「コレは!」と思うようなフェラチオを行う者もいた。


 しかし、この尾奈山増柿のオチンチンを咥えて無事だった者はいなかった。

 それは自慢でもなんでもなく事実である。

 私のオチンチンの強制フェラは、どのような相手でも無敵であり、勝利してきた。

 賢明な読者諸兄には「何を今さら」という話であろう。


 しかし、そこでよく聞かれることがある。


「尾奈山先生、猛獣に強制フェラをしたらどうなりますかと――」


 私は大抵の場合、こう答えるのだ。


「いや、無理だよ。キミィ。人間のオチンチンなど、バイブを手にしてもネコ相手も勝てないよ」


 そう言うと、相手は不思議な顔をして更に訊いてくる。


「しかし、先生は何頭もの牛に強制フェラをして倒してきたじゃないですか?」

「キミィ、それは私だからだよ」


 それはそう答えるしかない。


 私は牛に強制フェラをさせるために、人間離れした鍛錬を続けてきた。

 毎日のオナニーの回数は100超えた。

 オチンチンが立たなくなれば、弟子に言って、尻穴に「すりこ木」をぶち込んでもらったものである

 前立腺に強制刺激を与えることで、オチンチンを立て、そして射精する。

 そのようにして鍛え上げられたオチンチンであるからこそ、牛への強制フェラも可能であったのだ。


 しかし質問の相手は更に尋ねる「それでは…… 尾奈山先生が「もし、猛獣に強制フェラさせるなら」ということで、どうでしょう」ということと言ってくる。


 確かに、読者諸兄も、この尾奈山がどのように猛獣に強制フェラさせるのか?

 勝算はあるのかということで、興味があるかもしれない。


 そこで、あくまでも「仮定」、「想定」の物であるという前提において「猛獣に強制フェラ」を考察してみたのである。

 あくまでも、「私ならこうするだろう」という物であることをご理解、ご承知おき願いたい。


 さて、ではどの猛獣が恐ろしいか?

 私は北海道でヒグマに対し強制フェラを試みたことがある。

 恥ずかしながら、公権力の介入により、最後まで達することはできなかった。

 しかし、ヒグマの口の中にオチンチンをぶち込んだとき――


 私が真っ先に思ったのは「これはまずい」であった。


 温度、交合力、吸引力、ベロのパワー――

 そのどれもが、今までとは次元が違っていた。

 アメリカ武者修行時代、リングに上がり屈強な男の口にオチンチンを次々とぶち込んだときにも感じたことは無かった感覚だ。

 

 牛と比べてすら、ヒグマの口の中はオチンチンにとって危険だった。 


 如何に鍛え上げられた私のオチンチンであっても、まともにクマが噛んできたら、ひとたまりも無かったであろう。

 その点、草食動物であり、長い舌でベロベロとオチンチンを舐り、飲み込んだ精液まで反芻する牛とはまるで違うのだ。


 では、どのような猛獣に対する強制フェラが危険で、それに対し、如何に強制フェラを行うか、その点について私見を述べていきたいと思う。


 まず、真っ先あがるのはライオンであろう。


 百獣の王、ライオン。獅子――


 鋭い牙、巨大な獲物の骨を砕く顎の力――

 更には、ネコ科特有のザラザラと舌も、侮れないだろう。

 大きさに至っては、オスであれば500キロ近い個体もいる。

 トラと並ぶネコ科最大の肉食獣だ。


 果たして「強制フェラ」は可能であるのか?

 読者諸兄はどう考えるであろうか。

 それは無理ではないかという感想を持つ方が多数であろうし、この尾奈山もそれに強く反論はできない。


 ただ、強制フェラの勝算がゼロであるかといえば、あながちそうとも言えない部分もある。

 

 まず、雄ライオンには、大きなタテガミがある。

 アレをグっと握りこみ、首の動きを止める。

 人間の女に対しても、強制フェラの基本は頭を押さえつけることである。

 

 坊主頭の女よりも長い髪の毛の女の方が強制フェラはやりやすい。

 この結論には読者諸兄も頷くのではないだろうか。


 であるならば、ライオンのオスのタテガミは頭を押さえつけるには絶好の存在であるといえる。

 

まず、私ならば、タテガミを握り、押さえつける。

 当然、ライオンは首を動かす自由を失い、威嚇してくるであろう。


 その巨大な牙の生えた口を大きく開けることは想像に難くない。

 そして、口が開いてしまえば、オチンチンを入れることは可能だ。


 この私、尾奈山増柿のオチンチンは長さ46センチ――


 雁の部分の直径が10センチ以上。

 更に、稽古を怠ったことは、精通以来一度もないというものだ。

 

 そのオチンチンであるからこそ、可能な戦術であるということを、読者諸兄には理解してほしい。

 決して動物園などで、軽率な行動に出ないことを願うのみだ。


 渡米武者修行時代、私のオチンチンは全米で「ゴッドコック」と呼ばれたものだ。

 まずはそれを一気に奥まで送り込む。


 いかに、百獣の王、ライオンとはいえ生物である。


 生物であれば呼吸する。

 呼吸はどこで行うか?


 口や鼻から息を吸い、肺に送り込み、そして口や鼻から吐く――

 

 ネコ科の動物は基本的には「鼻呼吸」である。


 では、口を塞ぐのは意味がないではないかと思う読者諸兄もいよう。


 しかし、肺と外部をむすびつけているものは「気管」である。

 この呼吸のラインまで「ゴッドコック」を挿入し、一気に酸欠にまでもっていく。

 46センチの長さのある私のオチンチンなればこその戦術だ。

 

 呼吸を停止され、酸欠になれば、いかにライオンとて問題はない。

 その牙も、爪も攻撃する意志があるからこそ危険なのである。


 私のオチンチンン「ゴッドコック」により酸欠になったライオンであれば、後は強制フェラし放題だ。

 ただ、注意すべきなのは、あまりに長い酸欠は、相手の死を招きかねないということだ。


 ライオンにはなんの罪もないのだ。

 無辜の命を奪うのは、この尾奈山の「フェラ道」精神にも悖る行為である。

 腰の抽送を加減し、気道内に空気を送り込むのを忘れてはいけない。


 自律呼吸を最低限のレベルで維持させながらの強制フェラという高度な技術が要求されることになる。

 これは、私の高弟であっても極数人しか成し得てないものだ。


 ただ、ライオンとて命あるものであることは、意識しなければいけない。

 性は生であり、命を奪うためのフェラチオは邪道である。

 この私―― 尾奈山増柿はそう考えている。


 さて、ライオンへの強制フェラへ話をもどそう。


 腰の抽送で注意すべき点は先ほどの通りだが、もう一点注意すべきこともある。

 射精のタイミングをどうするかという点だ。

 

 私が「実戦フェラ道」を謳い、その道を開く前は、寸止めによる顔射が、フェラ道の主流であったことは、熱心な読者諸兄にとっては周知のことと思う。

 当然、ライオンに対しても、敬意をもって口内射精するのが「実戦フェラ道」における正解となる。


 相手に己の精液を飲ませてこそ、強制フェラは完成するのであり、口内での寸止め、顔射は真の強制フェラとはいえない。

 であるならば、そのタイミングだ。


 ネコ科の動物の舌。

 意識を失っていたとしても、無意識下でベロをオチンチンに絡めてくる可能性は否定できない。

 人間においてさえ、渡米修行時代には、意識を失っても私のオチンチンから口を離さず吸い続けた金髪の女性もいた。

 ヤンキー女のオチンチンへの執念は、中々侮れず、日本の敗戦も敵を侮りすぎたという点があったのだろうと私も思ったものだ。


 ライオンのオスであっても、そのようなオチンチンへの執念を見せる可能性はある。

 相手が意識を失っても、オチンチンは吸われ、嬲られ、舐められることがあるのだ。


 そして、強制フェラであるのだから「いつ射精してもいいではないか」と主張する読者諸兄も多かろうと思う。

 ただ、そのような自儘な射精は真の「強制フェラ」の完成形には遠いということが言える。


   そもそも、強制フェラの目的とはなにか?

 それは無意識の相手であっても「己がおちんちんに相手が堕ちる」という状況を作るためである。

 だからこそ、最後の瞬間には、相手を覚醒させ、オチンチンの味を覚えさせねばならない。

 この尾奈山増柿が体験した多くの強制フェラの結果得た結論であり、読者諸兄の多くも大きく頷き賛同してくれるものと思う。


 相手はライオンである。

 まず、自分の制御下にあった呼吸を解放する。

 数秒―― 野生の動物であれば数秒で意識を回復だろう。


 その貴重な時間、タイミングが重要となる。


 意識を回復した雄ライオンに対する口内強制射精。


 己が精液を意識回復と同時に一気に流し込むのだ。


 オチンチンの味を覚えさせる――

 一口に言えば簡単なように聞こえるが、これは中々に難しいのだ。

 読者諸兄も、上の口でオチンチンの味を覚えさせるのは下の口以上に困難であることを知っていると思う。

 下の口にあるのは「快感」という得難いものである。それがオチンチンにより生じる。

 子宮を揺さぶり、ポルチオ牝アクメ絶頂により、オチンチンの味を肉に刻み込むことはそう困難ではない。

 相手が牡であっても子宮に代わり「前立腺」という器官が存在する。

 それにより性別に関係なく牝アクメ絶頂を起こさせるのは可能だ。


 おそらく、私の道場であれば「青帯」クラスで、オスに対しても牝アクメ絶頂を与えることが可能になると思う。

 個々人の資質よりも努力、稽古が重要であることに言を俟たないのは当然であるが。

 

 さて、雄ライオンへの強制フェラ、射精のタイミングに話を戻そう。

 上の口は子宮とはつながっていない。雄ライオンであるので前立腺だ。

 それも、上の口とは遠い位置に存在する。

 さて強制口内射精により「牝アクメ絶頂」を与えることが可能であるのか。


 読者諸兄はどうお考えであろうか。

 私、尾奈山は可能であろうと判断する。


 下の口ににはない「味覚」と言う物が存在する。

 大量の精液を流し込み、味覚刺激によるメス堕ち。

 そして、口内の敏感な感覚神経をオチンチンより刺激する。


 このようなことで、ライオンのオスへの「強制フェラ」は成功可能であるかもしれない。

 ただ、1回の射精でメス堕ちするとは限らず、おそらく数度の射精が必須となるであろう。

 

 牡ライオンの胃袋をパンパンにするほどの射精をもってして、初めてライオンへの強制フェラが完遂できるのではないだろうか。

 これは、私、尾奈山にとっても、非常に困難なことである。


 出来うるならば、ライオンに対し強制フェラを行うなどという事態にはなりたくはないものだ。

 これは、あくまでも想定であり、この尾奈山であれば、この様な方法で強制フェラを成功させる心づもりがあるのだという点だけをご理解いただきたい。


 賢明な読者諸兄には、決してライオンに強制フェラを挑んではならぬと理解して欲しい。


 さて――

 次は、オオアリクイであるが……


―了― 

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