その恋文に愛はない

高校2年生の秋。修学旅行を控えており、カップルが激増するなど俄かに恋愛事情が行われていた。そんなある日、真壁はラブレターを拾う。情熱的に愛を綴っているにも関わらず、宛名も差出人名もない。これは一体、どうすればいいのだろう。答えのきっかけは、接することもないだろうと思っていた高校のマドンナ、桜木涼音がもたらした。そしてラブレターの真相が徐々に明らかになっていく。