うまくは言えません、なんというか、朝ちょっぴり早めに起きた、そんな時に読みたくなる作品です。いつもの朝よりゆっくりご飯を食べて、いつもの朝よりゆっくりコーヒーを飲んで。そんな時のおともがよく似合うと思います。良い作品でした。
登場人物に名前なんて要らなかったんだな、そのキャラの説明に手間取られるくらいなら。書きたいシーンをそこだけ切り取って書いても、あるあるシーンなので誰でもわかるのも吉。
どの話も読んでいてほっこりします。何気ない日常の、ちょっぴり幸せな時間、特別な時間を切り取った、癒し系小説。
短い文章で、様々な場面を表現しているので、連続で読むと感情がごちゃ混ぜになります。いい意味で。 自分ならなんとも思わないだろう「一コマ」を表現してくれた時の心地良さ、クセになります。
たいていの物語は起承転結の順序や抑揚があって、感動を呼ぶかと思われます。この作品は、本当に物語の一コマだけで成立しています。場面転換せずに、固定された風景の中で登場人物たちの機微が引き立つ作風となっています。疑心暗鬼とエイプリルフールが個人的に好み
タイトルから情景が浮かぶので短文の詩にもすぐに入りやすい。学生の時のあの一瞬を思い出させてくれる作品。
ほのぼのとして、心が温まる言葉を短くまとめてあるところがすごいです!真似しようにもまねできないです!今後も連載してください!!
どっかの雑誌の最後のページとかで連載取れるんじゃないんすかね。これ。お世辞抜きに、凄い才能、というか一々すべてが上手すぎる。完璧すぎませんか、本当に。