少年のロボっぽさと子どもっぽい趣味と愛情の書き方が絶妙。少年の博士への想いも、彼はああ言ってるけど愛なのだと思いました。寂しくって、綺麗で、閉じてる短編。文字数より濃ゆい。
HNはとうふかずって読みます。小説が書きたくなったのでカクヨムで活動することにしました。長編が描きたいけど描けない今日この頃。 色んな作品を読ませていただく…
愛、悲しみ、苦しみ、といった人間らしい感情をアンドロイドが持ちうるのか?答えはイエスでもあり、ノーでもある。翻って、人間らしい感情とは何か、と考えてしまう作品でした。
廃墟と化した、人類滅亡後の世界で、アンドロイドの少年は何を思うのか。そこにあるのは、残像と記憶、そして遊ばれることのなくなった玩具。もの悲しくも、美しい世界観です。
内容やストーリーを楽しむというより、この世界観や文章を楽しむ小説かなと感じました。
廃墟となってしまった地球で、アンドロイドの少年が彷徨う幻想的な世界です。
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