面接のマナー、それを徹底的に論じる所が面白かったです。最初のペットボトルが意外な伏線だったことも。また、定石でいくと主人公のみ合格、または全員不合格となりそうな所を、予想外の結末を見せてくれました。
物語全体としては綺麗にオチていて面白い。ただ、物語の大部分を占める「一見矛盾する指示にどう対処するか?」という部分において、どう矛盾を解消しているのか論理的な解説は無いので、気になる人には飲み込みづらい。応援コメントにも自分なりの解釈を書いたのだけれど、やっぱり作者の解説が欲しい。
とても纏まりがありオチがしっかりしています。が、最後、だから?と思ってしまうのは主人公が無個性だからなのかなと思いました。読み側も共感してしまうのは矢張読む側も個性が無いからなのでしょう。いいと思います。
なんだこれ?と思わせるキャッチコピー。釣られたら最後、どんどん引き付ける無駄のない展開。気付けば読み終わっていて、成程なぁとにやにやできる。スカッとした後、小気味良いコミカルな締め。これぞエンタメです。最高の時間でした。
その、あの、この短編のいいところをいい感じにまとめて文章にするつもりだったんですが、設定をはじめ、キャラクター・アイデア・構成・文章どれをとっても素晴らしい作品だったので、もうなんかあのー…自分に今現在残っている言葉では表現できないほどだったので、語彙力の低下が始まってしまい、今こんな文章を書いている次第です。えっと、言わせていただきますね。やばい。
タグを見て下さい。ペットボトル、面接、数学。何の脈絡も感じないし、客寄せ効果もゼロに近い。でも、面白い作品は閲覧者を惹き付けるものなんですな。こんな面接、どこかの会社が行っているかもしれない。そんな会社なら、将来の成長が著しいんじやなかろうか。私は落選組だわ。別の方の短編で、直線定規と紙を渡されて、「正三角形に切り抜け」と言う研修の一コマを読んだ。あれも上手いなぁと思った。
ペットボトルを机に置いてください。ただし、机にはペットボトルを置いてはいけません。もし入社試験でこんなことを言われたら、あなたはどうやって切り抜けますか?数学科で勉強していた主人公はこの難問を出され、必死で打開策を考えます。ハラハラ、ドキドキさせられて、謎解きを必死で考えて。それなのに最後の最後に唖然とさせられました。それから笑ってしまいました。短い時間で読めるので、ぜひ多くの方に読んでほしいと思った作品でした。
お見事。掛け値なしの脱帽。見事に騙された。是非とも、是非とも本作は多くの読者を騙して欲しい。そしてホンボシを掴んで欲しい。
面接の緊迫感が、主人公の視線を通してひしひしと伝わってきます。落ちまで、間を置かずに一気に読んで頂きたいです。そして読んだあと、どうペットボトルを置きますか?
素晴らしい作品としかいえないレベルです!ペットボトルというどこにでもある物でここまで広げられるアイデアが素晴らしい!!読んで思わず拍手、息をのむ展開でオチも最高でした!
短編ながら、キャラクターの個性も際立っており、構成もバッチリで、対称的な始まりとオチ、どれを取っても秀逸でした。しっかりとプロット練らないと、こうはならないと思います! この作品のユーモアな雰囲気がとても気に入っています!
四者四様の解答で無理難題に立ち向かっていく姿がテンポよく描かれていて面白かった……。しかしこの会社ヒドいな!
この短さでこれほどのエッセンスを詰められるとは。短編小説としての「読みやすさ」「展開」「オチ」どれをとっても1級品であり、読者を唖然とさせながらも理解でき、それを高水準でまとめている。端的に言ってすごい。誰もが是非読んでほしい
面白かったです!マナーは守ってもモラルが無いという、風刺の効いた作品です。
短い中でよくこんなにうまく風刺できるなぁと思う。
面接官に出された課題に対し、それぞれが各自の持ち味を活かして、立ち向かっていくというのが、とても面白く、綺麗に描かれています。 驚く展開も、それぞれの考え方も、読んでいて楽しめる作品でした。
落ちが秀逸で久々に良質な短編を読んだ気がしました。今世間を騒がせているマナー問題をここまで面白く作品にするだなんて。流石です、就活はマナーに始まり、マナーに終わる。本当、マナーって大切ですね。