あとがき
ここまで読んで頂いてありがとうございます!
舛本つたな です。
『お腐くろさん』いかがだったでしょうか。
えっ、途中からBL要素どこにいったですって? まぁまぁ、お茶でも飲んで落ち着いてください。
そんなことよりも、今回もちゃんと完結しましたよ。ほんとうに皆さまのお陰です。いつも感想を書いてくださる人もいて、やっぱり励みになりました。本当に嬉しかったです。
実は、本作のテーマは「ちゃんとしなさい」でした。
……BL要素を前面に出したくせに、そんな真面目なテーマだったのか、と思われるかもしれませんが、これ『お腐くろさん』なんです。つまりお母さんモノの小説なのです。
うん、何も不思議はないな!
冗談はさておき、綾取りという制度がある聖王国では「ちゃんと」してることがとても大切です。
この「ちゃんと」は社会との繋がりであり、同時に束縛でもあります。
強いレヴィアは、束縛に反発して聖王国の社会を壊そうとします。
優しいお腐くろさんは、繋がりを大切にして社会を守ろうとします。
そして、その息子であるソーヤは、二人の相反する考え方を眺めながら、厳しい現実と戦って自分なりの答えを見つけていきます。
……と、いうのが私の最初の想定でした(真面目でしょ?)。
ただ、ソーヤがちょっとマザコン気味だったせいか母親よりの判断に偏ってしまいましたね。現実では、彼のように「ちゃんとしすぎる」と上手くいかないことも多いですから、お腐くろさんが正しいというわけではありません。
まぁ、でも書きたかったテーマは書けたと思います。
何やら中途半端ですが、ここらでお別れです。
また次の小説でお会いしましょう。私は書き溜めてから一気に投稿するスタイルですので、いつも半年くらい期間をいただいています。
次のアイデアはいくつかあるので、それぞれを1万字くらいの短編にして投稿し、読んでくれる人の反応を見てからどれを連載化するのか見極める、なんて小細工をするかもしれません。
いずれにせよ数ヶ月はお時間をください。私のアカウントをフォローいただけると、新作の通知がいきますよ。
あと、この小説が悪くなかったら感想ちょうだい〜。感想が面倒ならポイント入れて〜(乞食)。
では〜。
舛本つたな
お腐くろさん、息子と一緒に異世界へ 舛本つたな @masumoto_tsutana
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