及川蘭子の本心への応援コメント
はじめまして。
怪獣小説とは珍しい、と興味をひかれて来ました。
群像劇と言う形で、遠近様々な立場の人物からデボラと言う圧倒的脅威が描かれているのがとても面白く思いました。
科学者や経営者からは論理的に、自衛官や現地の被害者からは体感的に恐ろしさが伝えられていて、視点ごとにメリハリが効いているのが見事と思いました。
展開もデボラのスケールに相応しく大胆な変動がみられ個人的に好みです。
続きも楽しく読ませていただきます。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
怪獣被害は単に町が壊れるだけじゃない、世界の何もかもが壊れていく……そんな感じが出したくて、そのためには多くの視点を入れる必要があると考え群像劇にしました。初めての挑戦だったため拙い点も多いとは思いますが、お褒めの言葉を頂けて大変励みになります。
少々長い作品ですが、最後まで楽しんでもらえたら私としても嬉しいです。
デボラの世界への応援コメント
約半年にわたる執筆、お疲れ様でした。
彼岸花様は総じて自然のありのままの姿――無慈悲なまでの寛容さを描くことが本当に巧みで、脱帽です。
デボラの生態については本当に興味深い。近く土地状の物質循環。なるほど、と読んでいて膝を打ちました。
かつて、アラスカで熊を大規模に駆除する提案があったと聞きます。理由は鮭。人間にとって鮭は立派な資源なので、熊が鮭を食い尽くしてしまうと経済的損失を被るのではないかと危惧したそうな。
しかし、研究の結果、熊の食べ残しが森の土壌を豊かにすると判明し、取り止めたそうです。人間の都合で熊を駆除しては、アラスカの大地は死地と化していたのかもしれません。英断ですね。
同様に、デボラもまた物質循環の役目を担っている。
無意味な生き物などなく、すべてはエネルギーの流転による現象に過ぎない。けれど、それを忘れてしまうのが人間です。
それでも再び人は集い、文明を築き、地上に満ちるでしょう。
されど、それもまた「それだけのこと」。繰り返すのもまた自然界のメカニズム。かくもエコ・システムというものは偉大で恐ろしい存在なのだなぁと改めて痛感します。
今回も楽しく読ませていただきました。
次回作も期待しています。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
残忍で理不尽で、綺麗も汚いもなく、何もかも剥き出しにしている自然が好きなんです。その好きなものを表現出来ているのなら、これ以上ない励みとなります。
アラスカのクマの話は初めて聞きましたが、それは確かに英断だと思います。どうにも人間は「身を守るため」なら何をしても許されると思ってる気がするのですよね。自然は自己犠牲なんて強いませんが、免罪符だって渡してないのに。
この物語では最後にレリーフ作りを決意しましたが、七万年後の人類はちゃんと思い出せますかねぇ。多分また忘れると思いますが(ネタバレ)
デボラはそれを悪いとは言わないでしょう。どうせ彼等も忘れていて、七万年前と同じように接するだけでしょうから。
次回作は軽めのものを考えています。内容が軽いとは限りませんが(ぇ)
ちょっと実験的なところもあるので、尚のことご期待に添えるものになるかは分かりませんが、楽しんでもらえるよう精いっぱい書こうと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
編集済
及川蘭子の調査への応援コメント
第三章、心待ちにしておりました。
タッシリ・ナジェールの白い巨人。あるいは平成ガメラシリーズのギャオス。ウルトラマンGのコダラーとシラリー。クトゥルフ神話の神々。いいですね、こういう展開は非常にぞわぞわします。
七万年前というキーワードから察するに地球の寒冷化でしょうか。いよいよデボラの正体に近づけるようで、この先楽しみでなりません。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
古来より記されてきたものは浪漫がありますよね。そしてそれが現代に蘇るという展開はもう本当に大好きです。この嗜好は間違いなく平成ガメラシリーズの影響でしょうな(笑)
一章二章で好き勝手ばらまいていた伏線を、ようやく回収出来る時が来ました。最後までお楽しみいただけるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
山下蓮司の決意への応援コメント
これ蓮司くん死ぬんじゃなかろうか、フラグ的に考えて(汗)
しかし、熱を食うデボラだから、熱に反応しているというのは言われてみれば道理。
それが判明したのであれば、デボラが反応する熱源の規模を突き止めれば、デボラを誘導する事も可能かもしれませんね。
メカデボラによる決戦だけではなく誘導による被害低減の可能性も考えられるのでは、と、ついついあれこれ対策案を考えてしまう、いい怪獣モノです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
色んなフラグが積み重なってるから、どれが立つか分かりませんなぁ(ゲス笑み) 幸せの形は人それぞれ、なんて思わせぶりな事を言ってみたり。
誘導は可能ですね。原子炉数基ぐらいじゃダメですが。実は寄ってくる水準は決めてあったり。
果たしてデボラと真っ向から戦うと決めた、決めざるを得なかった人類はどうなるか。あと四話で完結予定の二章、最後まで楽しんでもらえるよう頑張ります。
及川蘭子の見解への応援コメント
やはり文明崩壊まで時間があんまりない状態ですよね……
しかしデボラ、本当にちゃんとエビの仲間から分化した地球の生物なのかー。どんな突然変異をしたらあそこまでぶっとんだ存在になるんだ……
偶然エビに似ているだけの珪素生命体とかの可能性もあるかと思ってましたが。
しかし、デボラの事が大分分かってきましたけど、結局「デボラが何で地上に出てきたのか」がまだ分かってないですね……それがある意味一番大事なような気もしますが、果たして解き明かされるのかしら。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
デボラの秘密が本格的に明らかになるのは第三章からですね。二章は知的好奇心を放り投げ、殴り合うお時間なのです(笑)
及川蘭子の見解への応援コメント
いいですねぇ…何がいいか説明できないあたり、私の語彙力も相当低いのですが…。
地球のエコ・システムは非常に優れていますが、実のところ膨大な時間をかけた試行錯誤の末に生まれたもの。それに対し、人間の智慧を直線的と表現するのは実に的を射ていると思います。
また、環境悪化の一因が人類にあるというのも好みの展開。そうせざるを得なかった苦悩もよくわかります。どうすれば正解だったのか。何が最適だったのか。最善の答えを求めすぎて大局を見誤るのもまた直線的な人間らしい。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
人類なりに頑張ってるのに、どんどん泥沼化していく展開。私、大好きです(笑)
大局を見誤ったと分かったところで今更後には退けない、でも前に進み続けたところで良い事にはなりそうにない。人類の行き着く先は何処なのか。もうすぐ、その答えが出てきます。
山下蓮司の屈辱への応援コメント
単純速度で約八倍……!圧倒的力量差……!
映画ポスターの煽り文句的に言うならば空母より巨大でミサイルより速い圧倒的大怪獣デボラ!
君は開発を実際に行なう担当じゃないし、よかった探しに終始しちゃ駄目だぞ頑張れ蓮司君!果たしてデボラに匹敵するメカデボラを作れるようになるまでに人類の経済力・資本力が持つのかが分からないが、頑張れ人類!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
今までただの散歩で人類大苦戦ですからね。ちょっと本気で戦えばこんなもんよと。
蓮司くんがもっと頑張れるよう、絶望与えといたから大丈夫です!(何が?) 実際問題、蓮司くんは良くも悪くも凡人。しかも周りの隊員も実は全員復讐キャラだから努力しないと本当に埋もれるという……恋愛パワーでブーストしなきゃ!
実際問題怪獣退治で一番困るのはお金の問題な気もします。ミサイル一発数千万円がぽんぽん消えていくという恐怖。メカデボラとか数十兆円も動いていそう。いやー、人類の体力は何時まで持ちますかねぇ。そもそも頑張れるだけ残ってますかねぇ。
レベッカ・ウィリアムズの達観への応援コメント
ドリルミサイルというロマン!それでも少女の心は解けないし、デボラもほとんど傷つかず……この先どうなるか、それでも変わらず興味津々。続きに期待&応援です!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
通常兵器じゃデボラは倒せませんからね。時代はロマンを求めているのです。
でも少女の心を溶かすなら、ロマンよりアレでしょうね。アレ。
二章もそろそろ序盤が終わり、中盤へ。素敵なロマンとアレが書けるよう、頑張ります。
デボラの怒りへの応援コメント
熱だけではなく、放射線にも物凄く強い、という事なのだろうなあ、これは。
何れにせよ熱にも衝撃にも強く、体温的にB兵器は余程特殊なものでなければ効かず、C兵器は代謝の研究が足りず、熱に強いと成れば寒さに弱そうという発想は自然に浮かぶけど、冷凍攻撃というのは実は科学的には実に困難なものだし、これは大変な怪獣だ。
熱を吸収するデボラは、元々地熱をエネルギーにして生きていたのだろうか?
そうであれば、地上や水中なんて絶食しているも同然のはずだけど、その割に平然と暴れまわっている。時々地熱を吸収しに海底から地中に戻っているのか、それとも。
生物が本来自分の生存に適さない環境に自分から入っていく理由は繁殖の為等があるけど……もう一匹と交尾して卵産んだあと死んでくれれば、子供がこのサイズになるまでは平穏そうだけど……どうなることやら……このまま人類は滅ぶのだろうか?
智恵の失墜、どう考えても大変な事になりそうだ。続きの気になる事です。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
デボラさんにはこれからたった一体で人類七十億人と戦ってもらわないといけないので、スペックもりもりです(笑)
デボラの生態は結構細かく考えたつもりなので、これだけ考察してもらえて大変嬉しいです。デボラがもたらす変化と人類の命運は既に決めてありますので、あとは破綻なく組み立てるのみ。
最後まで楽しんでもらえるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
及川蘭子の解説への応援コメント
ここまで拝読しました。
特撮怪獣映画を観て育った私からすれば、こういう話をカクヨムで拝読する機会を得て大変興味深く感じております。
描き方が、各話人間個人の言動で進行するスタイルというのが面白いですね。
これだと人間ドラマとしてリアリティーが深く感じられるし、荒唐無稽な話にも感情移入して行きやすいです。
この先も拝読します。
もしも良かったら、拙作の特撮怪獣映画風小説「怪獣少女 甲斐路 優」を覗いて見て下さい。
荒唐無稽な話に、如何にリアリティーを載せるか、苦心した作品です。
では。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
本作、怪獣の影響が非常に大きな事となるのは当初から決めていたため、様々な角度から表現したく群像劇としました。この書き方を楽しんでもらえたなら私としても嬉しいです。
私は怪獣ものを読むのも大好きです! という訳でご紹介された小説、速度はかなり遅いですが、少しずつ読ませていただきますねー