久しぶりにいい涙を流す事が出来る作品に出会えました。ありがとう!
口触りの良い美味しい作品は世に溢れていて、食べれば食べただけ満たされるけれど、不思議なことに読後の充足感は確かに一時のものであって、だからこそ絶えず他の作品を読み、その美味しさを味わうのに必死になっ…続きを読む
最近、既に完結されてから知り、読み始めました。読んで、時に笑い、ドキドキし、ワクワクし、ほろっと涙がこぼれ、夢中で読み進みました。登場人物たちが皆、魅力的で造形豊かで、頭の中にそれぞれの姿が浮かび、…続きを読む
浮ついたところの無い確かな筆致と作者の豊富な経験を想起させる描写の数々。まさに行間に情景が詰められている、本格派の物語がここにある。
もう何十回読み返しているのか分からないほど、この物語に入り浸っている。直接描写されている人々や風景、料理だけでなく、行間に漂う泥の臭いや森の湿気、風の囁き、オーヴァの波音が確かなものとしてここ…続きを読む
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