主人公とガサツな女友達の二人、友達以上恋人未満のようなもどかしい関係からなる物語にドキドキさせられます。淡い恋心を刺激される傑作!スラスラと読めてしまう文体も綺麗で素敵でした。おすすめです!
冒頭の『恋愛未遂事件』という強烈な言葉に持って行かれました。それからするすると流れていく彼らの日常。事件だなんて、そんな不穏な状態にはならないじゃないか——と思っていたら!仲が良過ぎて、近過ぎてわからない感情。それが不意に垣間見えるとき、自分が自分の感情に問い始めます。なにも変わらないようでいて、なにかが変わったそのワンシーンを切り取った、とても素晴らしい短編だと思いました。ありがとうございました!
鍋という日常に潜む恋愛というしかけ。素晴らしい料理の描写。日常にありそうで、なかなかに手に入らない幸せ。そして「お腹が〜」笑えた。キラキラ光る恋愛ストーリー。何かすべての作品に共通するのは「可愛らしさ」ではないでしょうか。
異性の関係を越えた間柄がよく描けていて、つい微笑ましく、そして羨ましくも映ります。気付いたら結婚して30年・・・なんてことを想像してしまいましたが、あるいは男の友情すら超えた付き合いになるのかもしれませんが。
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