ギャグ系と思って読むと痛い目に遭う、いい意味で予想を裏切ってくれる作品ですね。まさかこんな展開になるとは……確かにスプラッタですわー。 jがつく某団体にまつわるあれこれを踏まえ、双方の主張をぶつけることで読者に考えさせ、かつ娯楽作品として昇華されてもいる。設定・展開共に過不足がなく、読みやすい。ブラックユーモアあふれる良作だと思います。
掛け値なしに面白い!読みやすい文章と、一気に読ませる筆力。そして、思わず「バカバカしい」と、良い意味で笑わされてしまう展開。特に後半部分に差し掛かったあたりからの表現が絶妙ですね。ドタバタ・スラップスティックコメディでありつつ、音楽・クラシック知識も散りばめられており、短編小説として綺麗に収まっていることにも感嘆しました。名前の挙がっている音楽を YouTube で検索して聞きながら読んでみたら、臨場感倍増でとても楽しめましたよ。ドタバタものでシラケず楽しめるものに、久しぶりに出逢えました。ありがとうございます!
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