用語解説
※1 オリジナル用語にはルビで「オリ」と表記する。
※2 同作品の世界観は自作「イヤーハンドレッド」と共有がなされている。
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オーガノテックは四大発明の名にふさわしく、人工有機生体作成技術を飛躍的に発展させており、人工知能体の作成に最も貢献度合いが高い。
例をあげればきりがないが、人工筋
・オルガノーグ:フランスの哲学者・啓蒙思想家ティエリー・オケが提唱した概念で、「生身の肉体と機械とが融合し、しかも機械の部品を交換できる」サイボーグと対照的に、「何らかの道具や機械を身に着けただけ」の存在がオルガノーグである。
人口臓器や人工皮膚を持つ生体は融合しているのでサイボーグ、ペースメーカーや松葉づえなど、着脱可の補助器具を持つ生体はオルガノーグとなる。
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本作ではオリジナルの設定として、「METAVERSE」というVRサービスが世界に浸透している。
・ビヨンドGT社:オリジナル用語。社名は「general tech(全ての技術)をbeyond(飛躍させる)」という意味。一大VR企業。
・強いAI:自律型AIのことで、考える・判断する能力はもちろん、自らが考える“規範”すら設定する能力を持つ。対義語は弱いAI。人間の指示・手助けが無いと能力の発動ができない。
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先述した有機微細器技術は、プロゴミア無しでは発達しなかっただろう。
・ニューラルネットワーク:人間の脳神経系のニューロン(神経細胞)をモデルとした「数学モデル」のこと。脳神経と同じく、人工ニューロンは情報に「重み」を付けることができ、また多数組み合わせることで複雑な学習処理が可能となる。
・エンケパロファオシス・ヘテロロボサ:オリジナル用語。脳の機能が阻害され死に至る難病、プリオン病は、現実では未だにその原因が掴めていない。本作では、その原因を同アメーバとした。
・散発性大脳錆化脳症:オリジナル用語。プリオン病の一種。本作における2033年に発見された難病で、大脳基底核をはじめとする大脳全般が機能不全に陥り、死に至る。
・BMI:ブレイン・マシン・インターフェースの略。脳と機械とを交信させ、脳波によって機械の制御を行う機器。同技術の研究が進めば、義手や義足、義眼を自分の体の一部であったかのように動かすことが可能となる。
・IAA:オリジナル用語。国際学園区域。本作の世界では、東京が「都市国家」として独立する準備を始めている。そこで東京は日本国に対する依存状態を解消するべく、大規模な都市改造を行った。IAAはその一環。
・ラクロワ・アヴニール社:オリジナル用語。ビヨンドGT社と同じく、大VR企業のうちの一つ。同社の主力商品「アンドロー」は、脳で思った物事を紙面に書き起こしたり、イラストとして出力する、最新鋭のBMI。
星語り 凪常サツキ @sa-na-e
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