見えているものは、本当なのか

自分に見えているものは、他人にもそう見えているのか?
普段、人は自分が見えているものは万人共通にそう見えている、と無意識に思い込んでいます。
この作品は、「その思い込みが果たして正しいのか」「人間には共通でそう見えていても、それが真実であるとは限らないのではないか」そんな根本的な人間の認識について考えさせられる作品だったように思えました。
何が本当にあったもので、何が幻想だったのか。実在と幻想の境界が揺らいでいくような、印象的な作品でした。

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