滅びた世界で必死に生きる人々の姿が生々しく迫ってくる気がしました。みんな生きるために必死で、でも世界と同じようにどこか荒廃していく心も抱えていて、苦しんでいる姿が容赦なく描かれていきます。吸血鬼…続きを読む
作中語られる「おにぎりとコーヒーの味」についておもった。うんそうだよね、と。そんなふうに、とても「ただしい」小説として読んだ。吸血鬼とヤクザの関わるディストピア活劇だと思うのだけれど、第…続きを読む
福岡には、行ったことがない。しかし、この物語を読みはじめてすぐに、わたしは荒廃した「天神」なる通りに"居た"。なるほど、著者は福岡に住んでいるらしい。それなら、と、容易に納得できるようなレベル…続きを読む
福岡でヒャッハーです。文明が滅びたあと、ヒャッハーです。ところがこのヒャッハー、一筋縄では行きません。生きるために戦います。でもそれは、主人公たちだけではない。敵となる側も必死です。生…続きを読む
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