本編最後は泣きながら読んでました。見た目に反して重厚なSF

個性豊かで可愛らしいキャラクター達が織りなす、愉快なミリタリー……な、側面もあれば まるで全人類に警鐘を促すような、そんな「あり得るかもしれない」恐怖も掻き立てられます。

そう。これはあくまでミリタリーだったのです。
 萌ミリではあるけど、ただの萌ミリと一線を画するような重厚な物語です。
 恋とか愛とか人生とか人類の未来とか、ありふれたストーリーの題材かもしれない。ただそれだけにとっつきやすい物語です。
 アニメ版だけでは理解出来なかったもの、例えばザイ(敵)の存在、アニマ(擬人化少女)達の存在がいかに考え抜かれた設定であり、リアリティがあるのか、原作を読めば十分に理解できます。

 だからこその恐怖心を味わえるのです。

 ただの萌ミリだと侮って読み始めると、心臓がやられます。
 これは全人類が読むべきです。